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平成17年第6回定例会(第2日12月 9日)

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  1. 上郡町議会 2005-12-09
    平成17年第6回定例会(第2日12月 9日)


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    平成17年第6回定例会(第2日12月 9日)               上郡町議会会議録  (第2日)  平成17年12月9日午前10時より上郡町議会会議場において平成17年第6回定例  議会を開会した。   1.開会日時  平成17年12月9日  10時00分 2.出席議員は次のとおりである。       1番  外 川 公 子      2番  橋 本 正 行       3番  松 本 行 人      4番  大 政 正 明       5番  由 田 五千雄      6番  藤 本 祐 規       7番  山 本 守 一      8番  阿 部   昭       9番  赤 松 初 夫     10番  小 寺 政 広      11番  高 尾 勝 人     12番  沖   正 治      13番  田 渕 重 幸     14番  村 上   昇      15番  工 藤   崇     16番  正 木   悟 3.欠席議員は次のとおりである。       な  し 4.本議会に出席した議会職員は次のとおりである。    議会事務局長  安 達 良 二 5.地方自治法第121条の規定により、議長より会議事件説明のため出席を求められた
     者は次のとおりである。    町長        安 則 眞 一  助役        前 川 清 之    教育長       尾 上 高 徳  技監        上 林 敏 明    教育次長      本 田 吉 住  企画管理課長    松 石 俊 介    税務課長      寺 尾 義 照  住民課長      松 本   優    健康福祉課長    木 本 善 典  産業振興課長    高 橋 道 夫    農業委員会事務局長 野 村 元 政  下水道課長     大 国 安 弘    建設課長      東 末 守 史  都市整備課長    金 持 弘 文    管理課長      山 本 善 彦  会計課長      田 中 天 憲    水道事業所長    岡 本   博  ピュアランド担当課長                                 桝 本 貴 幸    企画管理課課長補佐 前 田 一 弘  企画管理課課長補佐 塚 本 卓 宏 6.会議事件は次のとおりである。 (1)一般質問 7.会議の大要は次のとおりである。 ○議長(高尾勝人君) おはようございます。  ただいまの出席議員は16名であります。定足数に達しておりますので、これより定例会を再開いたします。  地方自治法第121条の規定により、町長をはじめ各関係課長の出席を求めております。  直ちに本日の会議を開きます。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  通告4番、議席14番、村上 昇議員に許可いたします。 ○14番(村上 昇君) 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきたいと思います。  まず旧西播磨11町の大型ごみ処理場建設予定地反対表明についてでございます。  次に、1、処理場の位置反対、2、環境の安全性について、3、公約に反し公益にも反する、4、地区住民反対の声を重視するということでございます。  旧西播磨11町の大型ごみ処理施設設置反対を平成15年6月、定例会議会一般質問をさせていただいた以後、2年少し経過をいたしたところでございます。このごみ処理施設は平成3年10月に県企業庁と上郡町、旧新宮町、旧三日月町の3町で合意をいたしましたが、いろいろな問題があり、3町から6町となり、現在旧11町となる。施設の位置についても、二転三転した後、旧三日月町三原地区の三ツ尾、多賀登山442メートルとなっております。この位置は鞍居川の上流であり、鞍居川は千種川へと注ぎ、私たちの飲み水となっていると。全国名水100選にも数えられ、私たちの貴重な財産でございます。昨年の台風による水害の流れを見てもわかるように、上流が汚染されたら、ひとたまりもない。我々上郡町民の健康、安全、財産を守ることが町長の責務と考える。なぜ、ごみ処理施設を旧西播磨11町の枠組みで建設しなければならないのか。これは安則町長の町長公約にも違反する。  そこで、お尋ねいたしますが、町長の考え方を示してほしいと思います。  現在、赤穂市との合併を推進するならば、このごみ処理施設をまず赤穂市と協議すべきではないか。赤穂市には平成15年改築され、日動処理能力120トンを有する。赤穂の1日に出るごみの量は約80トン、上郡町は30トンであることをかんがみると、十分にその施設で事が足りると思うのであります。また、最近はごみの分別化が進み、ごみの削減に努力をしようとする住民の意識が高まってきている。人口は年々減少すると予想されておりますし、これからもごみの減少に関係してくることと思います。  本当に合併する気があるならば、何も西播磨11町ごみ処理場建設に参加する必要はない。それに第一、住民の合意はとられていないし、合併支援策を獲得できなかったことによる財政的な理由もある。ましてや平成22年度にはこのままでいくと財政破綻するという、財政シミュレーションが出ていると聞いております。このことに参画することは自殺行為ではないか。分担金は上郡町でどれだけ支払うのか、また、なぜ合併相手とではなく、既に平成10年に白紙になった3町合意、これは上郡町、旧新宮町、旧三日月町に縛られるのかをお尋ねいたします。町長の明確な答弁をお願いしたいと思います。  次に、環境問題と安全性について、5点、お尋ねをしたいと思います。  まず、ダイオキシンの医学的な説明を明確に説明し、それに対しての補償をどのようにひとつ考えておられるか。  2番目は、施設焼却炉の老朽化に伴う安全性の対応。  3番目は、事故の場合、川が汚染されたときの処理をどうするのか。  4番目は、宍粟の美化センターにおいて、ご承知だと思いますが、ダイオキシンの日本一の追跡調査その後の対応はどのようになっているのか。ひとつこれも、明確に答弁をしていただきたい。  5番目、絶対安全ということがあり得ない以上、予期せぬ事態が起きた場合の行政としての対応は、水俣病、スモン病、イタイタ病、または最近起きておりますアスベスト等、あらゆる安全性について文書で責任者を明確にして、証明補償が必要となるが、町長の見方をぜひひとつ説明をしていただきたいと思います。  次に、2点目の問題でございますが、播磨科学公園都市への神姫バスの増便について。その細かい点としては、交通面の促進、またはバスの時間の変更ということについて、お尋ねをいたしたいと考えております。  播磨科学公園都市において、平成17年4月1日より西播磨の養護学校が開設されました。引き続いて平成18年度初めにオープンされ、県総合リハビリステーションセンターブランチが開設される予定でございます。神戸市西区にあります県立総合リハビリセンターと一体的な機能を持つ、ブランチということは支所でございますが、支所ができる。100床を設置し、身体的なリハビリに加え、高齢化や交通事故などにも対応できるブランチには整形外科と神経内科、リハビリステーション科を置くほか、家庭介護の人材を育成する研修交流センター、体育館、グラウンド、隣接する温水プールなどを備える。また県内全域から入院患者や外来の診療やリハビリを受け入れるほか、敷地内に民間の社会福祉施設の誘致をし、退院後の継続的なリハビリの場を設けると言われております。  上郡町においては、このような施設ができれば、一人でも多くの人がこの施設を利用するためには、PRを行い、またリハビリセンターの施設に合わせるバスの時間帯の計画が必要ではないかと考えるわけでございます。  そこで、お尋ねをさせていただきたい。  PRの仕方及びバスの増便と時間帯の変更について、当局の考えを示してほしい。また、兵庫県立大学附属中学校一般教育校施設が平成19年4月1日に開校を目指しております。県における新たな特色ある教育の展開につながるとともに、播磨科学公園都市の成熟化に寄与するものと大いに期待できると言われておるところでございます。  そこで、平成16年度末で開校する播磨コンピューターカレッジに変更する考えを明らかにいたしております。これに伴い、播磨高原東中学校は現在の県立附属高校に新たに中学校を併設し、県内全域を通学区域とする予定。このような施設、学校が計画されるのと、あわせて高齢化が進み、バスの利用度が増していくものと思います。  上郡駅から播磨科学公園都市へのバスの増便が必要と考えられます。また、宍粟市については、姫新線の電車の時間に合わせて増便の計画が進められておると伺っておるところでございます。龍野市は神姫バスはもちろん、コミュニティバスを1日に2往復、播磨科学公園都市に導入をいたしておるところでございますし、また、相生市は阪神方面からの電車を駅まで増便し、それに合わせてバスについては、今後計画が見直しされる予定のように伺っておるところでございます。  そこで、お尋ねします。  神姫バスの増便とコミュニティバス導入は考えられるか、当局の方針を示してほしい。  再質問については、自席からさせていただきたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) それでは、村上議員の質問にお答えいたします。  質問の項目が多岐にわたっておりますので、ちょっと漏れましたら、またそれについては漏れているのではないかというお話をしていただけたらと思います。  大きく二つに分けて旧西播磨11町のごみ処理施設のことについて。それから、播磨科学公園都市の神姫バスの増便についてということでございます。  まず1点目の西播磨11町の大型ごみ処理施設についてということで、まず一番最初に合併問題とどう絡むのかというふうなご質問がございました。それで、西播磨、今は11町じゃないですけれども、旧西播磨11町でごみ処理施設といいますか、循環型社会拠点施設をつくるということについては、これまでも町の全員協議会であったり、それから最高責任者の組合をつくるということにつきましても、建設促進についての組合をつくって、物事を進めていくということにつきましても、各関係町の議会で承認を受けて、今、物事が進んでおるのは、村上議員もご承知のとおりだというふうに思います。  それで、合併との絡みでございますが、合併につきましては、西播磨11町の拠点施設につきましては、合併のいかんにかかわらずそれは進めていくということで、旧11町の皆さんの署名といいますか、そういうことをもって県知事にも申請をし、県知事もそういうことで合併いかんにかかわらずそれを進めるんだということで了解しますということで、組合ができたのも事実でございます。  したがいまして、例えば、安富町が姫路市に合併する、あるいは新宮町はたつの市にもう既に合併をしておりますが、それについては、合併のいかんにかかわらず組合に加入して、そういう処理をしていくんだということについては、そういう合意ができておりまして、それで合併協議でも引き継いでやっていくということで、例えば、新宮町は今、たつの市ですから、たつの市の西田市長さんもその組合の協議会に出て話が進んでいるという状況でございます。  したがいまして、合併のいかんにかかわらずその広域で進めるんだということで、物事が進んでおるということで、それはご理解をいただきたいと思います。  それから、もう一つ、上郡町は一つは水系でいうと下流に当たる地域でないかというお話でございます。それで、循環型社会拠点施設排水処理につきましては、3町のときとはちょっと状況は変わると思うんですが、当初はその処理した埋立地をその地域につくるというようなことが記録では私も確認をしております。今回の施設は、処分地をつくるということではなくて、中間処理といいますか、そういうごみを焼却すると、そういう施設でございます。  したがいまして、最終処分はそれぞれの町が担当して行うという施設でございます。それで、循環型社会拠点施設排水処理につきましては、当初からプラント排水は施設内で処理すると、よくいうクローズドシステムと。施設内で処理をするというふうなシステムで対応するということで、それは決まっております。生活排水につきましては、下水道放流、もしくは合併浄化槽処理ということで、一般の家庭の方が生活するのと同じような扱いをするということで処理をするということになっております。  したがいまして、下流域への影響ということにつきましては、問題はないのではないかというふうには考えております。そしたら工事中はどうなるんかと、工事中は工事中でいろいろあるではないかということですけれども、それについては、工事につきましては、調整池とかそういうのを設けて、防災対策も行って濁水の流出防止等安全対策を施した施設整備を行うということで、実際にどういうふうにするかということになりますと、具体的に設計ができて、その工事をどういうふうにしていくかという、その工程をちゃんと決まった段階では説明をさせていただくということで、地域の方にもご理解をいただいてというふうな進め方をすべきであろうと、当然そうすべきであるというふうに考えております。  それから、ダイオキシンのお話がございました。ダイオキシン、当然今世の中いろいろダイオキシンで問題になっています。ではダイオキシンについてどういう問題があるかということにつきましては、いろいろ何といいますか、そういう意味ではダイオキシンが人体に与える影響といいますか、そういうことではがんを誘発するであるとか、生殖異常が起きるとか、発育異常が起きるとか、造血障害が起きるとか、そういうことはいろいろ発表はされております。  それと今回の処理施設がそれと連動するのかというふうなお話は、そういう施設をつくるに当たっては大気汚染防止法だとかいろんなこういう範囲内でつくらないと許可しませんよというふうな規制がございます。当然そういうことをするに当たっては、それに準拠してということでございます。  したがいまして、ダイオキシンだけに限っていいますと、ある程度の規模以上の規制といいますか、ダイオキシン類排ガス濃度基準といいますか、新設の場合は0.1ナノグラムといいますか、そういう単位でそれ以下でないと認めないというお話になっております。  したがいまして、今言ったようなそういうダイオキシンでいろいろ問題が起こるということのないような、大気汚染防止法といいますか、いろいろな規制がありまして、それにのっとって対応するので、認可を受けるということになろうと思います。したがいまして、さらにこの施設についてはもっと厳しい条件で対応をするということで、0.1が0.05を目標にするというふうな基準で物事を進めるというふうな合意がなされておりまして、その施設イコールそういうことが発生する事態になるということのない施設をつくるということで、物事が進んでおりますので、それは最終的にはこれから、実際にまだ発注しているわけではなく、どういう構造になって、どういうふうな面積でどのくらいを占めてということには決まっておりませんが、それについては、それに準拠してやるということで、問題のない施設をつくって、最終的にはそういう施設ができてよかったなというふうにするべきであろうというふうに思っております。  そういう意味で環境の安全性についてということにおきましては、そういう技術上の基準が決められておると。環境基本法であったり、ダイオキシン類特別措置法であったり、大気汚染防止法であったり、そういうことに遵守した安全な運転管理を徹底するということで、公害問題が発生しない施設ということで適切な措置をとって、これから実際にどういうふうになるかということになりますと、住民の方の理解を得るお話もしていかないかんというふうに思っております。  それから、絶対安全ということはあり得ないのじゃないかと、いろいろなことが起きるんではないかというふうなことでございますが、施設の整備に当たっては、安全で信頼できるシステムを施設計画の基本として、学識経験者であったり、専門的な見地を含めてさまざまな見地からいろいろご指摘を受けて、こうあるべきであろうということで、安全対策を徹底することになっております。安全対策につきましても、関係法令を遵守して、今後の施設の基本計画を進める中で処理のシステム、技術的な観点での説明もこれから具体化していく中で、ご説明ができるというふうに思っております。  例えば、地震であるとか、災害発生に備えての自動的な停止式のシステム、あるいは各設備装置の安全に停止するような計画をもとに、そういう施設を計画していくということで、計画をしてまいりますので、これから具体的に進むという中では、そういうこともどういうシステムになるのかということも十分にお話をさせていただく機会をこれから設けていくようになるというふうに思いますので、そういう点でご理解をお願いをしたいと思います。  漏れてましたら、再質問でいろいろお話をさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 14番。 ○14番(村上 昇君) 町長からいろいろと説明がありましたけれども、なかなかそれは一般に本に書いているような状況の説明じゃないかと私は思うんです。我々の方は鞍居の地域は水が流れるということはクローズドシステムで水を流しませんと言っているけれども、それは我々水を流さないのだったら文句は言いません。しかしながら、問題は事故があったとか、いろいろな問題があったときには水を流しませんとか言っておりますけれども、飛行機でも高いところから落ちるわけだから、当然こんなもん事故がないとかいうことはもう理屈に私は全くないと思っております。  だから、問題はそういうことで、もしできるとした場合に、絶対にそれがないようにしますというようなことを一筆書いてもらってみたって、これはもう何もなりませんので、問題は私はあの場所を変えてくれと言っているわけ。あんなところにしてもらうと、どうにもならんと。我々は昔、これも何回も皆さん方も知っていることだから言う必要ないと思いますけれども、3町は昔は分け分けで分けていたわけだ。それを下水をうちは受けておいて、まだごみの水までうちの鞍居谷に流すということで鞍居の方も怒っているし、それと、我々の問題は田んぼをつくったり、野菜をつくったりいろいろ金出地の奥の方はしている。そういう物は売れないようになると、こういう問題で家の立ち退きをぜひともひとつ村上さんひとつ立ち退きを一斉にやるように申し込んでくれと、こう言われているので、一言言っておきます。だから、いよいよ最後になったら、立ち退きを全部鞍居の金出地全部まとめて、106軒ほどありますわ。まとめてやってください。それを一つ要望で言っておきます。  それから、知事さんがどうだこうだという話がある。そりゃ知事が11町でやったらよろしいと、そんな勝手な話は全く知事は間違っている、僕からいうと。そんなもん知事が言ったからといって、金は全部出すんですか、私は言いたいけれども。知事が全部出すんですか、金を。それやったらよろしいがな、上郡町にしたって、わしなんぼ出すかということはっきりつかんでいないので、言いませんけれども。七、八億円か十億円ぐらいの金になるのかね。そして、それを5年計画というか、10年計画ぐらいで割って金を払うとか、そりゃいろいろありますでしょう、払い方は。しかし、借金したらこれ払わなければならない。そういうこと私は大体わかっているんですよ。  しかしながら、そういう金は住民が払わないとあかんのや。それが知事が、11町でやらないといかんのやって、合併をした場合にはそこへ行くんでしょう、新宮はたつの市へ。また、安富は姫路市に行きますがな、そんなんに何億円の金を出していくというようなこと、私はごみの方の関係の場所におるからだけで言っているのではない。一般的な、何にもないところの関係におってもむだな金は使わないようにしたらどうですかと言いますわ。何にも県が本当に言うたら、指導しないとならないのが、11町でやったらいいではないかと、何でそんなことを言うかということが私は何年前から不思議でしようがない。県も私がいろいろとあそこの副知事、参事とかいろいろ僕は話をしておりますよ。にたっと笑っておってやこの問題については。あんたのところが全額出すわけでもない、国からの補助金といっても3分の1でしょう。あとのものはみんな市民が払わないといけない、そういう金があるんだったら福祉なり、金がないない言って、職員の給料を下げようか、我々の税金を何しようかっていう事態でしょう。そういう中で大きな金使って、何で私はそこへ持っていくかということを、極端に言っているんですよ、県にも。言うたらにたっと笑って、答弁なしですわ。全く私は何か裏があるなと。表の話じゃないですよ、こんなことは。これだけ三位一体とかいうて、国は大合理化を命令かけて、合併もしたくなくてもしろというようなことでやらせているでしょう。これは間違っているとは僕は言うとりません。そうしないとやっていけないから、言うているんだから、当然合併はしなければならないと思っておりますけれども、そういう事態に金に落ち込んでおる。上郡町も金に落ち込んでしもうている。それになぜ金を持って上へ行かないといけないのかということです。何にも赤穂市と合併ができるなら赤穂市へ行ったらいいんですよ。  だから、まず合併をやる基本として、大事なことは赤穂市とまずやってくださいな、ごみの問題は赤穂市が受けてくれるかどうかね。当然僕はそれはやるべきだと思っております。そうして、赤穂市が、「いや、それはもったいない金使わんでもよろしい。うちで責任持ちましょう」と言うて、当たり前なんですよ。金がかからんのやったら、どうかというと、それは少しは違ってきますわ。しかし、大勢の税金をそこへ持ってあがって、何にも赤穂市は120トンで、上郡入れても110トンです。まだ10トン余っているんですよ。そこへ人口減ってきます、これから。十分やれます。赤穂市、赤穂市言って、合併やるんだ、合併やるんだって赤穂市は言っているんだから、赤穂に言って、私だったら、市長に話をしますよ。赤穂の助役は「公費でごっつい金持っていくんですか」と言って、私は新聞社から聞いたけれども、知らなかったと言っていた。だから、赤穂市に十分話してください。よくわかるはずです。むだな金を使うわけですから、また、新宮やあそこの問題についてもたつの市との問題が出てきますから、その関係で。ほかの市会議員あたり大分ぐちぐち言っている。そりゃ気がつくでしょう。そんなむだな金、そりゃ県が全部出したり、国が全部出してやろうと言ったら金問題は消えますけれども、恐らく言いますわ、何億の金を持っていくと言ったら、何にも龍野で今あれ120トンだと思いますけれども、今、90トンか80トンぐらい焼くんでしょう。そこへ新宮30ほど入れてしたって、まだ10トンぐらい余っている。そんなのにむだ遣いすることはない。  それから、この間合併したおかげで1袋50円今までおさめていたやつが、新宮は10円になったと喜んでいた。それも聞いておりますよ。50円が10円になったんだと言って。上郡も早く赤穂と合併してそうしてもらいなと。だから、そういうこと全部判断していただいたら、町長もそうして、その上で公約でね、町長さんは最初はごみ反対しますと言って、うちの鞍居谷の人もみんな拍手して安則町長に出てもらおうと、こういうことでやったが、2カ月たったか、5カ月たったか知らないが、いつの間にか賛成に向いてしまって。町民の健康と安全と財産を守るだけの義務が町長あるんですから、当然ひとつこういう金がたくさん要るとかの問題をよく言われて、また、兵庫県の知事にも言ってもらったり、兵庫県が全部出すんですか、金の問題も。何も出さない、中持ちするだけ、国の。そういうところが11町じゃないとだめだと、何で私はそこまで言うのか。ばらけるんだったらばらして、あと3町なり5町なり4町になったら、我々もごみを焼くところは必要ですから、とことん反対しているんじゃないんです。3町か4町になるんなら、どこかにはしないといけない。何にも大きなごみをわざわざ11町で決めたからって、あくまでやるんだ、やるんだって、どういう理論でそういうことを言っているのか、町長、もしわかっていたら、わからないならもうよろしいけれども、わかっていたら、それに対してひとつ答弁してください。赤穂の問題、二、三点、私申し上げましたけれども、お願いします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) まず循環型社会拠点施設を県がつくれと言っているわけではないんです。この地域で広域で、ごみ処理というのはそれぞれの自治体がちゃんとしないといけないという施設です。例えば、今だったら竹万にございますが、上郡町としてごみ処理をどうするかということは、当然それを考えていくのは自治体の努めであります。  したがいまして、村上議員もごみ処理をするなということではなく、ごみ処理をちゃんとしないといけないということは自治体としてやらないといけないことだと、それはご理解いただけると思います。知事がしろと言ったわけではなくて、この地域でそれぞれの自治体がやるのではなくて、広域で共同で処理をしましょうと。そういうことで、今3町、6町、11町となりましたが、そういう意味で11町でやりましょうと。それについては、当然そういうことにするのであれば、知事の許可を得なければならないから、11町でそういうことは合併のいかんにかかわらず、この地域はこの地域でやりましょうということを、それぞれの議会でも承認を得て、それで物事が進んでいるという状況であります。  そういう意味でいいますと、10月1日にたつの市が発足しました。それから、佐用町も新しく発足しました。ともに組合規約の変更において、関係市町議会の議決をいただいて、旧11町と整合する共同処理地域ということで、安富町についても、姫路市との合併協議会において、姫路市として本組合に加入するという町政方針で決定がされております。それから、たつの市におきましても、引き続き、組合に加入してそれを引き継ぐということになっております。  したがいまして、たつの市さんにしても、それについては今、龍野の揖龍のあそこでやっておりますけれども、それについては新しい施設を建設した場合にはそこに引き継ぐということになっております。それから、赤穂市さんは赤穂市さんで、ごみ処理の施設については、赤穂市の計画に基づいてそういう施設をしておられますので、その赤穂市で処理することがどうするかということは、そういうことについては不確定でありますし、そういう意味につきましては、上郡町はそういう意味では、その枠組みで処理をしていくということで、そういうことが必要であろうということで物事が進んでおりますので、別に、参事がにやっと笑ったとかなんとかと言われますけれども、それはちゃんとそういうことで物事が進んでおります。  したがいまして、今そういう意味の合併後のことにつきましても、そういうことで進めるんだということで、組合で物事が進んでおるのは確かでございます。  それから、今、村上議員がそれができたら健康に害する問題があるというふうに言われますが、そういうことのない施設をつくろうということで、技術的な見地も含めてしておりますので、できたら、何かそれが害がある施設ができるということではなくて、そういう施設ができて、その後で地域の振興施策といいますか、そういうことも含めて、それがよかったなというあるべき姿にしていこうということで、これから具体化した段階でいろいろこういうふうになるんで、ご了解をお願いしたいというふうな説明会をしていかないかんと思っております。  それから、金出地全部が引越しするんだというような話がありましたけれども、今、その一番近くの集落といいますか、旧三日月町域、今、佐用町ですけれども、予定地点、今は環境影響調査なり何なりで問題がないということであれば、問題があれば当然、その問題があるということで、それをやったらいけないじゃないかということになりますが、そういう結果も出てきます。それから、どういうふうに予測されるかと、そういうふうなことが出てきます。それで、特にその集落といいますか、6集落ございます。6集落については、特にそういうことについての協定といいますか、そういうことについて今話し合いを行っているのは、村上議員もご存じのとおりでございます。  したがいまして、その中でいろんなもし事故が起きた場合どうする、こうするということも含めて今協議をさせていただいております。そういう意味では、何も金出地だけではなくて、特に近くの地域についても、ブドウをつくっておられる家庭もございます。野菜をつくっておられる家庭もございます。そういう意味で、そういうことに問題がないようなことをしていくんだということで、ご理解を得るような、今お話をさせてもらっていると。一時私が職務代理をしてましたので、私もそういうところへ出た場合がありますが、今は管理者が庵逧町長になりましたから、庵逧町長が今その詰めを行っているということでございます。  そういう意味で、そういうご理解も得て、物事を進めていくということで、問題のない施設をつくると、問題があるかないかということを十分お話をさせてもらうということが必要であろうと思います。また、ある程度処理方式なり何なりはこういう方向でいこうということは決まっておりますが、それについてどうなのかということについては、これからご説明していくということになろうかと思います。そういうことでご理解をいただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 14番。 ○14番(村上 昇君) 町長の話をするのはよくわかっているんです。私でもそれぐらいのことは言います。事故というものは絶対ないとは言えないですよ。だから、みんな嫌う。それで小さいものであれば、事故があっても小さくて済むと。だから、百何トンというような大きなごみ処理場つくってもらわなくてもいいと。それから、わざわざ宍粟からテクノの上の鞍居川の上に持ってきてもらわなくてもよろしい。宍粟郡は宍粟郡でなんぼでもやるとか。そこでやってもらったらいいんです。だから、ごみ処理場を僕はやめておけと言うてない。どっかがそれをやらんと生活できない。しかし、指名されたり、関係のあるところの住民はかわいそうだと思う。町長が今言ったようにそういうものは何もないようにすると言うけれども、高砂でもぐだぐだ今もめている。出雲でもかなり長いこともめている。全国であちこちでそういう事故っていうものはやっぱりあるんです。飛行機でも絶対落とさないとやっても、飛行機落ちている。人間がつくった物は全部そういうことはあるんです。それはもうだれが考えても常識、なかったら不思議なことで、ないようにしろということは、できるだけないようにしてくださいということは努力をしていただきたいということは言いますけれども、絶対ないとは限らないんだから、その辺についてだれもが嫌がるんです。そこへ、特に最近はアスベストの問題が出ている。それで、クボタの会長がきょう新聞にも出ていたけれども、68歳で亡くなったと。そういうようなことも出ている。だから、あれでも20年、30年後、だから、あの上にもしできても20年、30年、15年とか、20年とかね、ある程度の年数がたったときにダイオキシン問題がやっぱり出てきたかと、そのときに私はもう死んでいない。おらんと思うけれども、我々の子供や孫に迷惑をかけたくない。できれば、場所を変えてもらって、人のいい話で。だれも自分のところの場所に来ないようになったら、だれでも、どうぞお願いします、やってくださいと言うわ。だれも反対しない、どっかにしないとやっていけないのだから。こんなこともう常識論だ。だけれども、できれば、あの上にどうしてもと言うなら、3町か4町ぐらいなら辛抱しないと仕方ないなと言う人もいる。これは当然仕方がない。どこかでやってだれかが犠牲にならないといけない。それなら犠牲になるなら、事故、そういうことは絶対町長ありませんと。ないような立派な物、それはやっていただきたい。しかし、これは絶対100%とはあり得ないということだけは認識するならば、町長も公約で、最初はそう思われたと思います。しかし、行政というものは、どこかにつくらないといけないから、ぐっと抑えてくる人がいる。  しかし、兵庫県までが金をむだ遣いする。龍野へ新宮はいいわ、上郡は赤穂で焼いてもらったらいいって、ばらしだったらその分だけ安く上る。今言う上郡町にしようが、新宮にしようが、みんなもうかる。それを無理やりに11町で決めたんだ、議会で決まったんだと、議会で決まっても、関係のある人だったら文句は言います。ない人は余り言わないかもわからない。その辺も理解をしてもらわないと、11町のみんなが決めてOKと言ったら、それは当然決まります。私でも逆の立場になったら、黙っているかもわからん、これ残念なことに。しかし、皆さんのことを思ったら、やっぱりいいものをやっても、迷惑をかけないように、そのためには今現在だったら30トンでも50トンでも別に国の方は予算をつけてくれてんだから、平成10年のときにはだめだと言ったけれども、つけてくれるんだから、何もそんなに無理して大きな物をどんどんどんどんやらなくてもいい。そうして、小さな物になったら、また住民もしようがないと言う人も出てくるかもわからない。しかし、あの11町でいくといったら、立ち退き料をもらってくればかり言う。それで、ぐずぐず言うんだったら、庵逧町長が会長だから、村上さん、庵逧町長の家と交代してもらえと言う者もいる。わしそう言おうと思う。  だから、余り押しつけるような、そこへもうはや6集落は現在、何をしているんですか。周辺整備費のやつを出している。そして、今三原が一番反対している。昨晩調べたら三原の者は全部反対、徹底的にやりますと言ってきている。やるでしょう、それは。三原が水の一番くちで国光はその次。だから、うちの金出地でも国光の一番奥が一番にぐずぐず言っている。それはうそだったら調べてみてください。遠くなればなるほどね、それは当然かもわかりません。それが人間の心理なんです。それがええとか、悪いとか、僕は言っているんではないけれども、その辺も十分に考えてもらって、その合併してよそに行くんだというやつまで、こっちに戻ってこい、戻ってこいと言って、そんな理屈の合わない話をしていると、裏に何かあるんじゃないかと、こういうふうになるんです。常識的な判断したら。何もなかったら、結構です、行ってくださいと、残ったとこだけであの上にやりましょうと、こうなれば、まだ住民も納得する者は僕は出てくると思う、常識論で。どこかがしないと、町長の言うとおり、間違っていない。どこかでしないといけない、行政は。  しかし、なぜ言われたかわからないが町長は公約であの場所は気に入らんと、それは3町問題があったから言ったと、僕は思うけれども、とうとう押し切られて、あの連中に。なめられているんだ上郡は。だから、本当言うたら、あの三ツ尾あたりじゃなしに、大下りあたりの南光町の上の方に持っていってもらったらよかった。そしたら、南光町がぐずぐず言って、3町ぐらいのごみでも水が流れるとか言ってもめてしまった。それで上郡のこっちに来てしまった。だから、結局、弱いところが最後、しりぬぐいしないといけないようになった。とうとう鞍居川へ持ってきてしまった。  それともう1点は、高いところの上の方につくったら、町長、よく言っておきますけれども、どんと何かしたら、水は高いところから下へ流れて落ちるから、どうしても千種川へ行く可能性がある。千種川のあの水は上郡町民、全部あの水飲んでいるんです。あれがもし冒されて、何したときには、上郡じゅう犠牲になる可能性がないとは言えないわけ。この間のようなあの台風のようなことで、ごっつい事故が受けてしまってというようなこと、また、千種町のごみ処理場も町長、知っているでしょう。今、三重県の何とかいうところへ持っていっている。30万円、トン当たり金出して。あれ国から予算ついているからやっているらしいけれども、トン当たり30万円で、約1億5,000トンほどある。ちょっと切っておりますけれども。40億円以上の金が動いているわけ。そんなすごい金使って、よそへ持っていっている。焼くところがないから。  だから、そういうようなことも絶対ないとも言えない、この機械関係。だから、我々はできるだけ小さい物、そして、もしくはむだな金はもったいないから、合併するんだったら、そこへ持っていくというのが当たり前じゃないんですかと、こう言っているんです。金も関連してきます。それから人間の体の問題はクボタのようなもん。ああいうようなアスベストのような問題で会長みずから死んでいるから。ああいうようなことがないとは言えない。絶対ないとは言えない。だから、できるだけ、小さい物で、お互い助け合ってやろうじゃないかというようなことが、なぜできないかと、僕は県にも言っているけれども、ぐずぐず、そして、にこっと笑っている。何も返事がない。  だから、町長は上郡町の代表者ですから、町長がひとつそういう話を出してもらったら、庵逧さんもよくわかりましたって言うてかもわからない。そして、庵逧さんがぐずぐず言うんだったら、私がきついこと言って、庵逧さんの家と変わらせてもらったらいいんです。ぐずぐず言うのだったらそうなんです。町長があくまで言うんだったら、町長の家と私の家と交換するから、国光とかえてもらったらいいわ。国光は特に言っている、僕が聞くと。だから、国光の言っている人がたくさんいるから、町長の家と変わってください、あなたに国光に住んでもらって、あの上でばっとこうやってもらったらいい。どういうてかな。喜ぶ人はだれもいない。そして、「野菜は売れない。もう稲は売れないようになると、あそこへ直売所出しているけれども、売れないようになるんじゃないか」と言っている。だれが言っているかと、名前まで言いたいぐらい、私言われております。  だから、その立場、立場の人間のことも十分に皆さん認識してください。同情もしてください。これだけ声荒げて言っているということは同情してください、我々に。関係のない者は知らない顔して、それではだめですよ。もっと頭下げて、もっとやらないと。だから、三原はもう火がついてしまっている。うそやったら、調べてください。だから、全部が全部なかなかうん言わない。幾らいい説明してもだめです。難しいと思いますよ。それで、腹の中ではぐずぐず言いながらでも、久保地区の人にも私は聞いているけれども、言う人は多いけれども、言いにくいから黙っておこうと。終いに周辺整備だけしてもらったら、すごいやつをしてもらおうと言って、また言っているという話を聞いたりもしますけれども、だから、町長によく言っておくけれども、金もむだ遣いするんだから、最初の公約からいったら、町長もそれぐらいなことはどんと一遍、打ち上げてくださいよ。私はあくまで通しますわ、これは。最終的にできようと、何をしようと、最後まで、一たん言ったことは曲げない。これは正しいことだから、僕は曲げない。しかし、3町とか5町とか2町とかになれば、これはまあどこかにしないといけないという話になるかもわからない。しかし、11町で認めることはできませんよ、合併もいろいろあるのに。だから、龍野の市会議員も言っている。私は意見としては出そうと。むだ金を使って、何をするんですかって言っている。だれも、常識ある人だったら言います。やめとけとは言ってない。ごみはどこかではしないといけない。みんなわかっている。人間としてね。  そういう点でひとつ理解をしていただいて、もうこれ以上、答弁してもらっても時間がありませんので、あとの問題に対してよろしくお願いします。町長、ひとつよろしく頼みます。町長のお力をお借りしたいと思います。きょうはひとつお願いの方に回っておりますので、よろしく頼みます。  以上。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 次のことですけれども、今言われるように、村上議員もその地域が問題のないようにしたいということで、その思いは私も一緒ですので、例えば、絶対私が保障しますというようなことは言えないと思います。だから、そういう意味で、周辺集落でもそういうことも起きた場合ということは、起きたらだめなんですけれども、そういうことについては、どうあるべきかという協定書を今、取り交わそうとしているわけです。  したがいまして、そういうことが取り交わせないと物事が前に進みません。周辺整備といいますか、それはそれでお話はそこへ進入道路をどうするとか、そういうこともお話をさせてもらっていますけれども、それは最終的には特に一番身近な集落がわかったということにならないと、それはもう前に進まないということは確かであります。  したがいまして、そこら辺が皆さんの理解を得るようにと、なるほどなというふうなことで努力をしていくということは当然だと思います。村上議員が言われるように、すぐ近くじゃないけれども、下流に問題はないかということについても、十分それはお話し合いをさせていただいて進めるということは当然なことだというふうに思います。
     次に、バスのことですね。これから先ほど言われましたように、リハビリステーションセンターのブランチであったり、養護学校だとかそういうのが、養護学校は既にもう開校していますけれども、そういうのがすると。そしたら、人の動きがどうなるかということであろうと思います。  したがいまして、そういう需要を見込んで、これから我々もいろいろ、特にあそこを運行しているのは神姫バスですから、神姫バスとも十分に交渉していくということは必要なことであろうと思います。  今の現状なんですけれども、現在、上郡からバスが出ているのは播磨科学公園都市のバス路線は播磨科学公園都市線とコンピューターカレッジ線という、同じ方向に行っているんですけれども、二つ路線がございます。それで、今1日5便、運行をしております。村上議員もバスにどれだけ人が乗っているのかということを、地元ですから見られたかと思いますが、いずれも赤字路線であります。コンピューターカレッジ線は平均乗車密度といいますか、そのバスの容量が、例えば50人乗れるんだったら、それで何人ぐらい乗っているかという平均乗車密度というんですが、それが二人でございます。県補助の路線でありますけれども、播磨科学公園都市は平均乗車密度が、県の補助を対象とした二人以上じゃないとだめなんですけれども、実際は0.1人。だから、からで走っている回数がほとんどだということでございます。そういう中で今後どう予測するかということでございますが、そういう意味でいいますと、当然神姫バスは神姫バスで成り立たないから、県の補助をしてくれ、町も補助してくれということで、路線を今確保しているのが現状でございます。  したがいまして、そういう意味では、これからの需要を予測して、人がそういうふうに見込まれるということも含めて、これからはそういうことをしていきたいと思いますが、いかんせん、実際は今利用している方が少ないというのが大きな一つの障害になると。だから、そこら辺が利用しやすいように、鶏が先が卵が先か、便利になったら人が利用するようになる、人が利用するようになるから便をふやすということ、どちらが先かということになりますが、それはこれからの熟成度合いを見て、神姫バスには毎年そういう話ではお話をさせてもらいますが、そういうことをこれからの協議課題として考えていかないといけないというふうに思います。  そういう意味でいいますと、近々またJRともお話をする機会があるんですが、相生なり上郡まで増便といいますか、それから、智頭線についてももう少し考えてくれというようなお話は当然、村上議員が言われるようにしていかないといけないと。特に、播磨科学公園都市へ行く人が、JRなり何なりをおりるのは相生駅と上郡駅です。相生駅は新幹線がありますから、学者とかそういうのはその相生駅をおりて、山へ上がるということになろうかと思います。しかし、上郡もそこへ行くルートの一つでございますから、そういう意味で、JRさんにも要望するということは近々そういうこともさせてもらう予定にしております。  いずれにしましても、コミュニティバスというのは播磨科学公園都市だけじゃなくて、上郡町の町域としてどうあるべきかというふうなことを視野に置いて考えないといけないことであろうというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 14番。 ○14番(村上 昇君) 今の説明で、実際に現在乗っている人が非常に少ないと。これはもううそ言ってみてもだれが見てもわかっていることで、非常に少ないということは言えるんですが、私が言っているのは、このような施設ができますから、よその地域も全部いろいろバスの問題を見直しというのか、考え直さないといけないというような話も出ておるようだから、上郡町もそれにおくれないように、JRの赤穂のことを悪く言ってみても、もうできてしまってからどうにもならないんだけれども、あのようなことでなってしまってから言ってみても、なかなかこれは当局うんとは言ってくれない。だから、立ちおくれを絶対しないように、やっぱり上郡町の町長を中心にして、その担当の課長さんらを含んで頑張っていただきたい。  そうしないと、旧の山崎なんだけれども、宍粟市なんかも新宮駅までバスを何しようかというようなことも言っているし、そうしたらテクノに上がるのもいいし、それから、汽車が入ってきたら、その汽車の時間帯に合わせて全部ふやすとか、いろいろ計画されている。しかし、相生の場合は今たしか37便ぐらいバスが出ているんですね。若狭野経由だとかいろいろ出して乗っているのかと思うぐらい出しているが、上郡は5便です。その5便も朝、通学で時には乗っている、たしかね。しかし、その時間帯も大変いい時間帯に組まれているかどうか、それから、今度リハビリができたり、いろいろ中校一貫校で相生やよその方からも、相生は相生から上がるかもわかりませんけれども、上郡から行くような子とかで、上郡を利用した場合に、時間帯も十分にひとつ検討し直して、それでどうしても5便では回らないというときには1便ふやすことによって、時間帯に大変よくなったとか、そういう意味を含んでいただきたい。増便をどんどんどんどんふやしておいたらといいと言うても、補助金は出さないといけないし、大変なことになると僕は思うんで、金はむだ遣いは一銭もしないということは当然だと僕は思っているので言いませんけれども、今言ったような変更とか、それからコミュニティバスは町長は上郡だけだと、上郡もテクノの上、上郡ちょっと住んでいる。だから、その辺までも上げるとかいう、そのコミュニティバスを考えるならば、また考えてもらいたいと。龍野は2便上げているらしいけれども。だから、そういうことで、相生はあれだけ上げているんだから、何もコミュニティバスをしなくてもいけると僕は思いますけれども、上郡は5便ぐらいですから、できれば、上郡がもし計画するなら、そのときに次いでにテクノにも上げるようなこともしようかとかいうことで、もう少し便利のいいようにしてください。それと、立ちおくれないようにしてくださいよ。  いつも頭にかっとくるのは、あの相生での乗りかえです。そんなことを言ってみても、今現在のこの話と違いますから言いませんけれども、だから、立ちおくれるとどうしても難しい問題があるので、よその状況をにらんで、神姫バスなり県にも補助金をつけてくれとか方策をやっていってもらわないと、12月に開設するんじゃないですか、バスは。そういうふうに私は聞いていますよ。一遍調べてみてください。違っているかもしれない。だから、よそは何か動いているということを聞いておりますから、特にそれをお願いをしておきたいと思います。町長一言だけそれに対してご答弁お願いします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 上郡町だけということだけじゃなくて、上郡町域です、あそこもね。上郡町域ですから、全体のバランスを考えたことも考えないといかんと。山の上を無視しろと言ったわけじゃありませんので。神姫バスとの協議といいますか、それについては、引き続き努力をしていきたいし、そういうことについて、いろいろ協議をするのについては、何らやぶさかじゃありませんし、町民のために何が必要かということを考えていろいろ協議を重ねていきたいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 14番。 ○14番(村上 昇君) 再度言っておきますが、そのバスの問題、ごみの問題、私と大きな食い違いのところがあったように思いますけれども、ぜひともひとつ町長の方も改めて考え直すところは直して、ひとつ一生懸命頑張っていただきたいと、そして、来年の11月には町長選もあることだから、よくそこらは判断されて、ひとつ頑張ってもらうということだけ申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございます。 ○議長(高尾勝人君) 通告4番、議席14番、村上 昇議員の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩します。再開は11時15分とします。    (10時59分)               休           憩 ○議長(高尾勝人君) 再開いたします。 (11時15分)  通告5番、議席15番、工藤 崇議員に許可いたします。 ○15番(工藤 崇君) それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。  まず1つ目に、社会福祉協議会事務所のあり方についてでございます。  国の福祉予算の伸びを削減する方針をもとに、受益者負担を柱とする平成12年に社会福祉法が成立し、従来措置として行政が必要と判断するどの町民にもあまねく行ってきた福祉サービスが、契約制度に変わりました。よって、個々の利用者が事業所とのサービスを選択・契約することになってまいりました。  しかし、これら法や制度の変更がなされても、福祉の援助を必要とする方々の数と範囲は増加しております。また、その援助の内容と質も1つとして同じ支援策はなく、一括に類別することは不可能なほど、すなわち100人の要支援者に対して、100通りの異なった支援策が必要であるのが、全国的にも、また上郡町内でも同様の現実であります。  このような中で、上郡町民の福祉サービスを担う重要な組織の1つである社会福祉協議会は、上郡町行政当局とともに、力を合わせ、町民のために数多くの福祉サービスの提供と、加えて、必要であるが、現行の法や制度化されていないため、十分に行うことができないサービスを、そのすき間を埋めるサービスを実施し、かつその充実を目指し、日夜奮闘しておられるのであります。  その社会福祉協議会では、現在、上郡町の将来の福祉サービスの充実とそのあり方を示す第5次地域福祉推進計画の策定、協議と検討を行っているところであります。同計画は平成17年度から平成21年度までの5カ年間の上郡町域の福祉活動目標を定めるもので、上郡町民にとって重要な福祉の指針となるものであります。  社協の職員と同計画策定委員各位は同計画をより町民の意見を反映した内容にしたいと、9月12日から20日まで各校区ごとに地域福祉を担う民生委員、児童委員、福祉委員さんたちとひざを突き合わせて話し合う地区懇談会を開催いたしました。  私も、議会選出の同計画策定委員の一人として同懇談会に参加をいたしました。同会では、活発で率直なご意見が出ました。その中で、約40年前の昭和41年4月に建設され、老朽化した福祉センター内の社会福祉協議会の事務所、また同建物のあり方について、ほとんどの地区の方々から上郡町の福祉サービスの拠点であるはずの社協の玄関に段差があり入りにくい、また給食サービスの回数がふやせるように、建物と施設の内容を充実してほしい、また、エレベーターなどがなく、バリアフリー化がおくれている。高齢者や障害者が利用できない、しにくいなど、社協事務所が福祉宣言の町にふさわしい活動拠点となる建物と内容にしてほしいという強い要望が出ました。  また、災害時には、社協は上郡町の災害ボランティアの受け入れ窓口となり、その仕事を一手にひき受けております。しかし、災害非常時にボランティアを受け入れようにも、現在の施設では駐車場が狭く、また入浴施設等がないため、ボランティアへの宿泊対応、受け入れも非常に困難を来しておるわけであります。  そこで、お尋ねをいたします。  社会福祉協議会は福祉の拠点であります。福祉宣言の町にふさわしい事務所のあり方を早急に検討されるべきでありますが、どうお考えでしょうか。  2つ目の合併問題について、お尋ねいたします。  昨年、平成16年2月に全議員で研修に出かけ、当時、新設合併協議を進めていた、四国愛媛県の重信町と編入合併を進めておりました双海町、ここは平成17年4月1日に伊予市となりましたが、そこの合併協議の実際と生の声を聞きに参りました。重信町の幹部は言いました。「合併協議に臨むに当たって、一番大切なことは町長と議会議員全員が一丸となって事に当たることである。我が町の町長は議員や職員と情報、連絡、意思疎通を密にして、この合併の大事業を、我が町の将来に悔いの残らないようにしなければならないと頑張っておられる。また、議会も初めは賛否両論があったが、町長と何度も何度も十分に話し合い、結果、今では全議員が一丸となって、重信町の利益を守るという方向で、同じ方向で合併協議に取り組んでいる。しかし、それでも実際は合併相手先が大きな町であり、対等に立ち向かうには困難が多いのが現状である。」と。  また、編入合併を選択した双海町の合併特別委員長さんは、「大きな町が合併相手であるため、実際は合併協議も形だけで、内容は相手が一方的に主導権を握り、こちらはご無理、ごもっとものお手上げ状態である。きょうは上郡町さんが合併の話を聞きに来られたことはわかるが、当町に尋ねられても何にも参考にはならないと思うので、どうだろう。この際、合併の話はやめて、私は合併特別委員長と議会広報委員長も兼務しているので、議会広報作成の苦労話でもしましょうか。」とおっしゃいます。「しかし、せっかく来られたので1つ言えることは、合併をスムーズに進める上で大切なのは、大きな町が小さな町に対して、ある程度譲る、譲歩する、立てるという姿勢と配慮がないと、合併はうまくいかないということである。多くの協定項目の合意内容も、小さい町の住民の要望意見を十分尊重し、そういう対応を大きな町がしなければうまくいかない。」という意見でございました。  私は今でもこれらのご意見は本音であり真実であり、十分傾聴に値するものであると思っております。しかし、我が町の町長は残念ながら、今まで合併の進め方、言動はこれらの町の町長の姿勢とは余りに食い違い、正反対とでも言えると思うのであります。例えば、新市建設計画小委員会の委員を議会との相談もなしに決め、後から事後報告で片づけたり、また、これまでも相生市との合併協議会をだれと相談したのか、議会はだれも知らないうちに自分の判断なのか、勝手に退席したり、また、赤穂市の豆田市長が新市の名称は赤穂市に、事務所の位置も赤穂市とすることが合併には譲れない条件と発表していたことについて、町長は合併協議会で審議、合意する前に、勝手に赤穂市長に異論はないなどと伝えに行ったこと等々、安則町長は町民、市民の代表からなる意思決定機関である議会合併協議会等を全く無視した姿勢で、事を進めてこられました。  このような民意を無視し、市民・町民を愚弄する姿勢は決して許されるものではありませんし、同時に、安則町長のような今までのこのような姿勢では、上郡町民が安心して将来を約束できる、上郡町にとって満足のいく合併内容の構築は不可能であろうと思うのであります。  繰り返しますが、町政すべて、また、特に合併問題は町長と議会が一丸となって取り組む体制と姿勢が必要であります。具体的には、協定項目などが上郡町の町益を損なうことのないよう、早目にそれを議会などに知らせ、ともに相談し、意思疎通を図り、上郡町の姿勢、考え方を固め、協議に挑むべきものであります。  これから、小委員会では合併の期日、議員や農業委員の定数及び任期、地方税、事務機構及び組織に関すること、機能分担の方式、国保・介護保険事業、福祉事業、上下水道事業、学校給食、新市建設計画などの優先基本協定項目が審議されます。町の担当者のご説明では、10月21日にこれらの12項目の一元化のための町制方針案を作成するための関係職員の説明会、それぞれの分科会、専門部会が立ち上がっている。また、それぞれの協定項目ごとの現況調書、対比表を作成し、12月末を目途に調整案の取りまとめ作業にかかっているとお聞きしております。  そこで、お尋ねいたします。  ①町長は議会と一体となって合併協議を進める姿勢をとるべきでありますが、これについてはどうでしょうか。ご所見をお尋ねいたします。  ②合併協定項目のすり合わせに当たり、上郡町としての法的及び必要協定項目それぞれの具体的方針とスタンスをお示しするべきでありますが、どうお考えでしょうか。  3つ目の質問に移ります。  千種川改修の件でございます。県が国に平成18年度要望としている千種川床上浸水対策特別緊急事業は、平成16年9月29日の台風21号による浸水の実績をきっかけとして、今まで町民の悲願でありながら50年、60年以上かかるであろうと言われていた千種川の河川改修を5年間でやってしまおうとするものであります。  県土木の担当者の話では、同事業は正式とはいかないが、ほぼ採択間違いなしというニュアンスのご報告がありました。JR山陽本線の鉄橋付近から大枝新田橋の上流100メートル付近まで、約3,200メートル、総事業費139億円とお聞きしております。  町長は9月議会で、「同事業の工事は予算が通ってから半年先も先になると思う。そのために、工藤の言う県と連携したプロジェクト、組織づくり、立ち退き、中学校問題もある。相当な覚悟で臨まないといけない」と答弁されました。この事業は、上郡町にとって期間内5年間で必ず完成しなければならないものであります。段取り七分、仕事三分ということわざどおり、仕事三分が、総事業費139億円を5年間でやり遂げることであり、そのためには、その前にプロジェクト、準備、計画等、実際の工事の三分の2倍以上、七分の手間をかけていかなければ事業は成功しないということになります。  よって、今から段取りを煮詰めておかなければならないものであり、実際に予算がついてからそろそろやろうかという姿勢では、到底完成はできません。  そこで、お尋ねをいたします。  千種川床上浸水対策特別緊急事業完成を目指し、中学校の移転計画やプロジェクト、組織等の立ち上げ準備の進捗状況は今現在どうなのか、お尋ねをいたします。  再質問は自席で行います。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) それでは、工藤議員のご質問にお答えをしたいと思います。  まず1番目、社会福祉協議会事務所のあり方についてということでございます。工藤議員もご指摘のとおり、現在の社会福祉協議会の事務所、福祉センターと通称言われておりますが、昭和41年に建設されて、相当の年数を経過しております。私が就任してから雨漏りであったり、そういうことがあって、施設の老朽化でいろいろ防水工事をしたりということで、現在の社会福祉協議会がサービスの拡張をするためには不便を感じられる状況があるということを、私も認識をしております。  したがって、今後サービスを拡張するに当たって、今の現状のままでいいかということになりますと、なかなかいろんな問題が、例えば、先ほど言われたように、道路から上がるにしても階段になっておりまして、なかなかバリアフリーといいますか、そういう面でも問題があろうというふうに思っております。では、どういうふうに考えていくかということでございますけれども、1つは県の総合庁舎の利用について、どういうふうにすべきかということを今検討をしておりまして、福祉センターは現在、維持修繕費等をこれからも修繕していくかということになると、維持修繕費自体も相当今のままではかかっていくということがある程度予測をされます。  したがいまして、旧総合庁舎等の有効利用であったり、管理面からも最小限の経費で修繕等を行って活用するということを今、検討しております。そういった中で、社会福祉協議会の利用ということも今、現地の調査も踏まえてどういうふうなことが考えられるかなということで、それをもしするには、修繕箇所の経費などがどれくらいになるかということも当然検討材料に上げていかないとだめですので、そういうことで、今、検討しているという状況であります。  もう一つ、今の総合庁舎につきましては、県からの譲渡の中で施設の利用目的といいますか、ある程度そういうことも明記されております。社会福祉協議会というような一部福祉分野の利用となりますと、県の了解を得るということが必要であろうと思います。それにつきましては、近々そういうことについての問題はないかということで、県と協議をするということになっております。  そういう意味で、今そういうことが検討できないかということで、今検討をしているのが現状でございます。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 以前からこの社会福祉協議会の老朽化というのは議会でも指摘をされてまいりました。私も社会福祉協議会の理事になった初めての会議で、4階で参加をいたしましたところ、頭の上が冷たいので見ましたら、私の頭の上から雨漏りがしておったというようなことで、これは大変だと、会議にもみんなで傘をさしましょうかと笑ったわけです。こういうことで、すぐに修理をしていただきましたけれども、このままではやはり福祉の担い手となる社会福祉協議会の建物にはならないであろうということは、ずっと議会でも他の議員さんも指摘しておりまして、また、旧総合庁舎跡地についても、4億3,000万円で購入した後、いろんな管理面で近所の家からも苦情が出、議員さんも心配し、購入したのに使用しないというのは、町民の財産を管理していない町の大きな責任であると。理由はお金が要るからかもしれないけれども、できるだけ今おっしゃるように、有効利用をできるだけお金を使わないように、検討して、1日も早く管理をしていくことが、将来総合庁舎の本当の有効利用といいますか、町民が喜ぶことになるので、買ったは使わないのであれば、なぜ買ったんだということになります。  そういう意味では、県との約束もありましょうが、今、町長がおっしゃるように、福祉協議会の事務所として有効利用するというのであれば、前向きな、また確実なご答弁をいただいて、県にもそのご説明をし、使うような方向を示していただきたいと思うんですが、再度お尋ねをいたしますが、どういう方向か、検討して、それで終わるのか、それとも、本当に社会福祉協議会が使うようなことを、町長は決めておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 県の総合庁舎は、工藤議員もご存じのように、駐車場も含めて相当な敷地と、建物も相当な規模の建物でございます。それを、例えば、有効利用するにしても、恒久的に何に使うということで、一般の方が利用されるような施設にすると、ある程度、耐震構造の問題もありますし、インフラといいますか、水道、ガス、電気、そういうことの整備もビル全体としてどうするかということについては、相当な費用がかかります。  そういう意味で、社会福祉協議会が利用するのであれば、どれくらいのスペースをどのように利用するかということについて、我々がちょっとプランをつくるわけにはいきませんから、社会福祉協議会の方でどういうふうに使いたいんだというふうな、ある程度プランを示してくださいということで、それはお願いをしております。  したがいまして、方向としては、そういうことができるように計画をしていきたいというふうに思っております。ただ、今言われるように、じゃあどれくらいの規模でどれくらいの改修をするかということも含めて、当然今、工藤議員が言われるようなことを実現するために、最低これこれの施設をこういうふうにしなければならないという中で、当然財政的な問題が発生してまいります。それも含めて、そういうことについては私も前向きに検討したいと思います。それはどれくらいの規模でどうなるということも含めて検討させていただきたいということで、やるのか、やらないのかということについては、やる方向で考えたいと。あと中身について、もう少しすり合わせをさせていただきたいと。それが何か町の今の状況からして、過大投資というふうになるのであれば、それは難しい状況になろうと思います。そういうすり合わせをして、最終的にどうするかというのを決めさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 前向きな答弁だと解釈いたします。やる方向で考えたいということですが、過大投資になるかどうかということで、確かに老朽化しておりますので、議員の中には建物を壊して土地だけ買ったらよかったのにという当然なご質問もありました。しかし、セットになって県が譲ろうということですので、それはできるだけ経費をかけずにとりあえずの形として利用することが望ましいであろうと、町民の財産でありますので、そう思いまして、過大投資になるかどうかということは、その建物自体にどれだけお金をかけるかということもありましょうが、合併を目の前にして、施設自身も社会福祉協議会が拠点でありますので、古い物件であってもきちんとしたものをでんと構えておかなければ、合併そのものでも対等に、福祉の面で渡り合うことが難しいであろうと思いますので、たかが施設といいますが、古くても、予算がどれだけかかろうが、たくさんかけろとは言いませんが、あの施設を広く、できるだけ利用できて、町民がバリアフリーで使い勝手のいいように、できるだけ効率よくお金をかけずに、施設を維持することを合併前にしておくことがこの合併を進めるに当たっても、相手赤穂市との関係から非常に上郡町にとって町益を守ることになろうと思いますが、その点、町長どうお考えですか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 上郡町は福祉宣言の町でございます。福祉についてどういうふうな姿勢であるかということについては、当然その将来にわたって計画をしていくと。そのための拠点が今の福祉センターでよしとは思っておりません。  したがいまして、それをどうするかということで、今、総合庁舎のことも検討をしております。したがいまして、相当な費用をかけて立派なことをするというのは無理ですけれども、上郡町の拠点としてあそこでまず始めるんだと、次のステップを始めるんだということが、何も合併ということではなく、上郡町の町民に対して少しといいますか、駐車場もあるし、使いやすくなったということで、今まで以上に利用価値が上がって、福祉サービスの充実が図られるんであれば、それは有効なことであろうというふうに思います。  したがいまして、私も何も経費を節減して、しかし、拠点としては今の福祉センターでは問題があると。非常に老朽化して、これ以上、維持運営に費用をかけるというのも、逆に言うと、経費節減の意味でも、今後何年かのことを見通してどうなるかというデータもつくって判断をしたいと。そういう意味では、前向きに対応したいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 次の質問にお願いします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 次に、合併問題のことでございます。  今、工藤議員がよそで視察をしてこられて、吸収合併、対等合併でも大きな市とする場合のいろいろ難しい問題もありますよというお話がございました。私は何も赤穂市との合併協議を進めるに当たって、向こうが人口5万幾らで、上郡が1万8,000人で、だから、やっぱり譲るべきであるというふうなことは思っておりませんで、工藤議員も傍聴にも来ておられまして、今、合併協議がどういうことをすり合わせしないといけないかと。昨日も同じような質問がございましたので、そういうお話はさせていただいたんですけれども、これから、実質的にどういうふうにそれぞれの関係の部署が調整していくという状況がこれから始まるということでございます。  したがいまして、そういう意味でこれから実質的な討議が始まると。それで、それをどう調整していくかということで、合併協議会の中で上がってきた中で、私は私としてどうするかと。それから、そういう意味でいいますと、議会とも一緒になってということで、そう進めていかなければならないと思います。  私自身は上郡町の町長という立場ですけれども、議会というのは一人じゃありませんで、議会の方は複数人おられますので、その中での意見のそれぞれの相違があろうかと思います。それはそれでいいんですけれども、どういう方向で目指すということについては、いろいろご相談を申し上げて、物事を進めていかないとだめだというふうに思います。  何も議会がみんなが、例えば、議会の皆様全員がこれ賛成というわけにはいかない。それぞれ議会でもそれぞれの議員さんの立場があろうかと思います。そういう意味では、ご相談は申し上げないとだめですけれども、それが今、工藤議員さんが言われるように、一致団結して上郡町のあり方としてはそうだというふうになるにこしたことはございませんけれども、それは、これからそういうふうになるように、我々も努めていかなければならないと。過去にいろいろ十分でないときもあったかもしれませんけれども、そういう面では努力をしていかないといかんというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 演壇で述べましたけれども、町長が立候補されたときに、民意の反映とか、例えば、ガラス張りの町政、タウンミーティング、町民とともに腹を割って話し合い、結論を出していくんだとおっしゃいましたが、今、前の議員がおっしゃったように、質問があったように、町長は議会とも相談なさらずに、赤穂市長のところへ行って、合併協議会再開の要請、また新市の名称や事務所の位置については原案を受け入れる旨を表明したということを先に町長が行って、意思決定機関である民意の代表である議会を無視して、そんな話を煮詰めてこられています。  結果的にその町長のおっしゃることと同じことになったとしても、それはやっぱり町長としては、これは公約にも反するし、議会制民主主義、また合併協議会や議会というのは意思決定機関ですから、町長は何にも糸の切れたたこ糸みたいに勝手なことをしてもいいんじゃないんですよ。そういう意味のことを私どもは言っているわけです。  これから、具体的な優先協議項目をどんどん煮詰めるに当たって、町長が先に赤穂へ行って、赤穂と合併したいからご無理、ごもっともと言われたら困るんです。合併したら小さい町はそれだけのリスクを負いながら生活をしていくわけですから、何もかんもこちらの主張を全部飲めとは言いませんが、赤穂市に対して、やっぱり主張すべきところは主張すべき。例えば、大分上積みして施策を上郡町に有利にしても、3年か5年ですぐに逆転してしまって、周辺地域となって、上郡町民は苦しい思いをしていくわけです。それを訴えようにも、議員は少ない、市長は赤穂市。こういうことが見えていますから、やっぱり町長は1つでも2つでも議会と相談して、上郡町民が将来困らないような合併協定項目の中身にして、そして、町民にどうだ、合併しますか、しませんかと示していくのが筋ですから、今までの町長のおやりになることを見たら、全くそういうことじゃなくて、赤穂さえええ顔しておれば、議会をけ散らしても、民意をけ散らしも、それは許されるんだというようなことしか見えてこないから、それでは困りますよと言っているんです。町長どうですか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 合併協議は合併協議会の中で議案が上がって、こういうふうにするという中で協議をするということになっております。今、工藤議員が言われるように、事前に赤穂と話し合いをして、こういうふうにしましょうというふうに決めてするつもりは毛頭ありませんので、それは十分ご理解いただきたいと思います。  それから、先ほど再開に当たって、要請に行ったのは事実でございます。今、工藤議員が言われるように、新市の名前とか、庁舎の位置とか、それを了解すると、だから、してくれというふうな今、言い方をされましたけれども、合併協議会はそれ以前にその提案が幹事会を通して、それぞれの私のところも通って、こういうことで提案を上げましょうということで、一時状況がストップする前の話です。前の話でそういうふうにあるべきですねということで、私も同意して議案書を上げさせていただいて、協議がそこでされたんですけれども、そこからストップしたという経過がございます。  したがいまして、それを納得するからどうということではなく、そういう方向で私も進めてきたということは事実でございます。したがいまして、今言われたように、そういう意味で、継続案件になっていることをちゃんと決めて進めましょうというお話はさせていただきました。今、工藤議員が言われるように、そうするから開いてくれというような話ではなくて、私のスタンスを述べさせていただいたのは確かでございます。そこらが表現の仕方によっては、何か赤穂の言うことを聞いてというふうな表現になると、私もちょっといかがなものかなというふうに思います。  それはそれとして、今後そういう今、工藤議員が言うように、決めたことは決めて進めていくけれども、最終的に周辺地域が寂れるとか、そういうことにならないようにどうあるべきかと。それを十分に協議して、当然町民の皆さんもそれになるほどなというふうな状況で物事を進めていく。それが大切なことであろうというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 町長は、私は詭弁と思うんですけれども、赤穂市さんの今いただいた市議会便りでは、合併方針、新市の名称、新市の事務所の位置については、原案を安則町長等が受け入れる旨を表明したと書いてあるんですね。うそは書いてないと思います。だから、その後で提案は一緒にしたのは事実ですが、受け入れるかどうかは、協議会なり、また議会とかそういう意思決定機関がすることで、幾ら町長がここの代表だからといって、勝手に行って話を煮詰めてきて、事後報告ではないんですよと言っているんですよ。それがルールなんですよ。町長、そんなことばかりしてたら、赤穂市と対等な合併はできません。私は赤穂市とけんかしろと言っているのではないんですよ。筋道を立てて、こちらのプライドを守りながら、赤穂市に土下座をするようなこんなことはやめなさいと言っているんですよ。いいですね。  それから、赤穂市も住民投票するというようなことはある情報から聞きましたが、町長、ご存じですか。赤穂市も上郡と合併するかどうか、住民投票するというようなことをお聞きしましたが、町長ご存じですか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 例えば、赤穂市の当局から住民投票するという報告を受けたわけではございません。ただ、豆田市長がいろいろ議会で答弁をされている状況は昨日も報告をさせていただきました。  平成17年2月の議会で、市長は住民投票については合併協議が最終段階まで進んだ状況で市議会とも相談して、市民の意見を聞く必要が生じた場合を前提に実施を検討するというふうなご発言をされております。  それから、もう一つは、昨日も言いましたように、赤穂市の方が重要案件については、市民に問うという条例をその際に施行されております。  そういう意味で、そのことも含めて、そういうことを、されるかどうかということは私はちょっとわかりませんけれども、特に、重要な政策で市民の意思を直接問う必要がある場合に該当するのではないかなというふうには思いますが、そういうことを答弁されたということは承知しておりますが、実際にされるかどうかということについては、またその時期については、承知しておりませんといいますか、それ以上の情報は私も持っておりません。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 赤穂市がそうやって牽制をしてくるということは、町長にとっては、赤穂市と合併を是が非でもしたいという町長にとってはおどしととられて、要するに自分らの主張を曲げて、恥も外聞も捨てて、すり寄るというようなことになる恐れがあると私は非常に恐れております。  相手が断ろうと、合併をしようと決めようと、断ったら断ったで上郡町独自で当分の間、ひもじい思いをしてでも頑張るんだというような思いがなければ、合併協議会、住民投票に揺れるようなことはあってはならんと思いますが、町長、どうですか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 今のご質問はちょっとよくわからないんですが、住民投票するから揺れるというようなことがどういうことかというのが、私はちょっとわからないです。 ○議長(高尾勝人君) 15番。
    ○15番(工藤 崇君) 町長の今までの姿勢を見ますと、赤穂市に気に入られようと、いろんなことを相生市に失礼なことでも、また、議会のルールを無視して赤穂市長に言ってはならないお約束をしてきたりする。どうも赤穂市の方に顔を向ければ、町民みんなが拍手喝采、喜んでいるんだという。結果的にまだ住民投票で上郡町は赤穂市と合併するかしないか決まってないわけですから、そういう配慮もなしに、議会制民主主義のルールもなしにやっておられるから、もし赤穂が住民投票するとおどしをかけたら、町長は赤穂に気に入られたいがために、合併協定項目の上郡町の権利をすべて引き下げてまで赤穂にすり寄るのではないかと、そういう姿勢ではないかと私は聞いているんです。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) そういう姿勢ではないかと、住民投票でおどしをかけたというふうには私は何も意識をしておりませんで、これから合併協議が始まります。その点当然、上郡町も町民に対して、これがいいか、悪いかという判断をしてもらわないといけませんし、その内容が赤穂市民がこれをやったらまずいでというような話になれば、物事を進めたいと私は思っていますけれども、難しくなる可能性もあります。  合併については、昨日も言いましたけれども、合併協議をして、結局それがいい合併になるかどうかということですから、何が何でも合併をするということではなく、合併の是非も含めて、なるほどなと、それならいいと、上郡町民もそれでいいんじゃないかと。赤穂市民もそれでいいんじゃないかということでもって、物事を決めないと、いけないことだというふうに思います。  したがいまして、その中身は最終的にはこれはまずいと、それは町民も市民もそうですけれども、議会もそうかもわかりません。当然、赤穂の市議会もそうかもわかりません。そのときに、赤穂市長さんの発言は、そういうことでは最終的にはそういうことも検討するんだということを言われているだけで、私はそれをもって何かすり寄るためのおどしとか、そういうふうには何らそういうふうな取り方はしておりません。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 町長ね、合併優先協定項目の大事なところは新市の名称や事務所の位置なんです。これは赤穂市長が提案したんであって、協議で合意したものではないんです。それをあなたは協議で合意する前に、同じように提案をして、了承しましたと言っているんですね。だから、そういう意味では、私は何も赤穂市のおどしに屈していませんと言うけれども、赤穂市の提案をもう優先協定項目を検討せずに、もう認めておるんですよ。そういう意味では、あなたはもうどんどんどんどん赤穂市のペースで事を進めておられるんですよ、現実にね、口ではうまいことおっしゃっていますけれども。その結果が悪いと言っているんじゃないですよ。新市の名称、事務所の位置がだめだと言っているんではない。  あなた、結局今から町民が困らないようにと言っているけれども、もうあなた、その協定の中身にきちんとご自分の判断でもう赤穂市にすり寄っているわけです、言い方をかえれば。だから、私はこれからの協定項目もどういうふうになされるのかと、尋ねているんです。  それで、この優先協定項目の検討資料に10ほど、合併の期日に関することから学校給食の取り扱いに関することまであります。これについての基本的スタンスを一つ一つお答え願えませんか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 協定項目といいますか、重要案件を今、関係部署ですり合わせを行っております。それは、住民に特に関心の高いと思われる住民サービスであったり、新市のマスタープランになる基本計画などについて、優先的に協議をしていくということになっています。  現在、新市の基本計画につきましては、第1回の小委員会を今月中に開催するという予定で検討を進めております。  両市町で異なる事務事業についても、職員で構成する専門部会、分科会などでその一元化のためにどういうふうに調整するかということで進めております。  これらの調整内容につきましては、作業部会から、それにつきましては、助役等で構成する幹事会で検討されて、そういう提案になります。それで、そういう経過についても、当然私の方にも報告が参ってまいります。  したがいまして、協議会に提案されるまでに十分調整内容を私も見て、判断をしていきたいと思います。じゃあ個々についてどうするのかと、こうするのかという話については、今、こうする、ああするということを言うと、協議の内容がまずそういうことじゃなくてということで協議をしましょうということになっておりますから、そういう中で、物事を進めていきたいというふうに思います。物事がケースバイケースでいろいろ判断する必要が出てくる内容、それから、そうでもない内容といろいろあろうかと思います。そういう意味で、新市の財政状況といいますか、新市になった場合の財政状況はどうなるかということも考慮に入れて、上郡町民にとってよい合併になるように、そういう福祉向上等につながるように、その協議に臨んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 抽象的ですね。例えば、赤穂市の水道料金にしても、これが1つの問題になると思いますけれども、赤穂市は水道料金が全国で下から2番目の料金であって、赤穂市の自慢ですよね。赤穂浪士とこの水道料金が自慢ですから、ここが1つの注目の1つの的なんですが、赤穂市はその水道料金をできるだけ引き下げるために、供給単価、給水原価、給水原価よりも供給単価が低く、すなわち市が負担して水道料金を下げるような努力を行っています。  こういうふうにできるだけ、このような感じで市が独立採算性の水道事業であっても負担して、そういうような努力をする基本方針として合わせるのか。上郡町は今、供給単価が給水原価より高くするという努力を行って維持してきましたよね。そのようなところの基本的な考え方をどうするかと、上郡町はどうするのか。赤穂に合わせてできるだけ低いようにするために、もちろん立方メートル当たり66円になるようなことじゃなりませんけれども、そういうふうにして基本的にしていくんだというようなことにするのか、すなわちサービス水準は高い方に合わせて、負担は低い方に合わせるような努力をしていくのか、そのようなところを、どのように基本的に考えているのかというようなところを町長にお尋ねしたいんです。  例えば、すり合わせ事業で落としどころを最初に決めておって、ここに来ましたではなくて、落としどころがあったとしても、一歩でも二歩でも町民に負担がないように頑張る、その姿勢があるかどうかを聞いているんです。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 今言われた水道料金も上郡町と、この間の両市の対比表というものを出させていただきましたが、特に水道料金については上郡町が別に高いわけじゃなくて、近隣市町に比べると高いわけでも何でもないんですが、赤穂市の場合が企業がたくさん立地しているなり、そういうこともありまして、水道料金が安いのは事実でございます。  じゃあそこをどう調整するのかということを、落としどころを決めてこうしろということではなくて、どういう調整の仕方がありますよと、例えば、一度に勢いでやるやり方もありますし、段階的にやっていくやり方もありますし、だから、それの調整を案を出して、それを協議するというのが協議会の中で協議をする内容で、決めたのは承認してくれということじゃありませんから、そのもとで協議をすると。それについては、当然協議会もそうですし、特別委員会でもこういうことで調整案が出ているけれども、これでいいかどうかと、それについて上郡町は上郡町にとってなるべく上郡町民にいい方向で物事を進めるということは当然であります。  今、工藤議員が言うように、最初からこうしろということで物事を進めるというのはなかなか、じゃあ調整案も出しにくいと思いますので、それはその場で議論していくと、ただし、その中でどういうスタンスで臨むかというのは上郡町民にとって、なるべくメリットになるように、それは当然考慮していかないかんということで。  そのたたき台を出すのを、今、調整をしていくということですから、それはそのようにご理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) 理解しろと言ったって、町長の姿勢に不信感を持っている以上は納得できませんけれども、何か赤穂市の言うとおり聞いて、合併さえ赤穂とできれば上郡町がどんな目に遭っても幸せなんだというようなお考えを持っているようにしか、私は聞こえないので、再三ご質問をしております。  例えば、自治省のいろんな自治体の合併の報告を見てますと、大きな市と町が合併する場合に、例えば、町の方が福祉レベルが高いとか、町民負担の料金が低いとかいう場合には、当分の間、現状維持で高い市の方に合わせないというようなことをやっているところもあります。市が何でもかんでもサービスがいいかといったら、そんなことはないです。町の方がサービスが非常によくて、町民に負担をかけないようにしているところもあります。  ところが、大きな姫路と安富なんかで合併するときは、安富が福祉レベル、料金が安いときには、姫路がそれに合わせると物すごく財政的に、人口が多いもんですから、大変だから、安富の方のサービスを切り捨てて、姫路の高い方に上げるというようなことも行われております。  だから、そういう意味では、よっぽど小さいところが自分の町の既得権といいますか、努力して議会と町長と職員でつくってきたサービスの向上とレベルを維持するように頑張っていただかないとだめだと思うんですね。結論はわかりませんが、そういうふうなところは町長の今までの姿勢からいえば、議会も無視して、民意も無視して、はいはいと赤穂市に頭を下げに行くようなことしか思えないから、私ども将来の上郡を憂いて言っているんですが、町長、一言ご答弁いただいて、次の千種川の改修の答弁をいただきます。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 工藤議員から言わすと、不信感を持っているということなんですが、それで、安富町の場合と上郡町の場合は、合併の方式が違います。編入ですから、それは合併するところに合わせなさいというのがルールです。だから、幾ら安富町がこういうルールを持っていても、それは姫路市に合わしなさい。家島町も安富町も夢前町も皆そうです。それを納得の上で編入合併しますということで、合併調印をされております。  したがいまして、上郡町の場合はそうじゃなくて、合併方式は新設できますと。対等でいきますということですから、何も片一方に合わすという必要は何もないわけで、そういう意味では、新設でやるということで、その中で意見を闘わせるという場があるということは、ここで言わせていただいておきます。  それから、次に千種川の緊急事業についてでございます。  昨日も同様のご質問がございましたので、概要はお話をさせていただきました。それは省略をさせていただきたいと思いますが、今、工藤議員が言われるように、まだ正式には採択はされておりません。例えば、きのうも言いましたが、採択をされておりませんので、逆に言うと1年延ばしになる可能性も何%かはあると思います。  いずれにしましても、18年にスタートをするか、19年にスタートをするか、しかし、それについて進むであろうということは十分予測されます。スタートしますと、当然それから慌てたらいかんので、きのうも言いましたけれども、事前に関係各課調整会議ということで今、調整会議で情報交換をして、正式にゴーになった場合にどういうふうにしていかないといけないか、その前に何を詰めておかないといけないかということで、建設課は建設課でその分担することがあります。それから、教育委員会は教育委員会で当然、中学校のことが絡んできますから、そういうことが分担としてやらないといけないと。  それから、実際にゴーすると、その土地の確保なり、移転先の交渉なり、そういうことも県が主体となる事業ですけれども、町と一体となってということで県とのパイプの組織もつくらないといけませんし、そういう意味では、正式にはもしゴーになれば、4月から組織も改正するんですが、それの事前の調整会議ということで、各担当が集まってなるべく情報共有するということで、今進んでおります。  当然その中でも、特にきのうも問題になりましたけれども、中学校の移転といいますか、それも大きな問題であります。それについては、ちょっと教育委員会の方からどういうふうな対応をしているかということを今、答弁させたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 管理課長。 ○管理課長(山本善彦君) 先ほど事業の採択年度ということだったんですけれども、18年になるか、19年になるかということですけれども、それはさておきまして、その緊急対策事業が採択されますと、先ほど工藤議員さんが言われましたように、事業採択年度から5年間の短期間ということで完成させなければならなくなっております。  それで、この事業の中には先ほど言いましたように、上郡中学校が事業地として含まれておりまして、約3分の2が河川改修でなくなるために、早急に上郡中学校の移転をしなければならないという状況になりまして、また、残った3分の1の跡地を移転先として利用し、一般住宅の移転の促進を図ると同時に、跡地処分を図る等の理由から、非常に厳しい事業スケジュールで臨まなければならないような状態になっております。  そこで、教育委員会といたしましては、早急に中学校の移転先を選定する必要が生じておりまして、事業のスケジュールにつきましては、来年早々に仮称ですけれども、中学校移転準備委員会を設置いたしまして、中学校の移転先の選定について検討し、18年度には基本設計、実施設計の業務委託及び用地買収に取りかかっていきたいというふうな考え方でおります。  また、平成19年度につきましては、造成工事及び中学校の移転工事に着手いたしまして、平成20年度には移転工事を完成させて、中学校の移転及び旧の校舎を解体撤去するというふうなスケジュールになろうかと思います。  教育施設として最も適切な用地を確保するために、非常に厳しいスケジュールではございますけれども、職員一丸となりまして、このような移転スケジュールで対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) スケジュールでありますが、具体的にはどういう地域にどういう数でどういう教育方針でもって建物もあろうかと思います。ただ、建物があれば、教育できるものではなくて、基本的な教育的な理念があって建物の形状、数、地域が決まってくると思いますが、これについて今どこまでお考えでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 教育長。 ○教育長(尾上高徳君) 現在、教育審議会でこれからの上郡町の教育のあり方について審議をしております。その中で、実は中学校、小学校、幼稚園のあり方ということも審議をしております。当初、相当長い期間で審議をしていただくことになっておりましたけれども、予定をしておりましたが、中学校の問題が出てきました。  私も非常に複雑な心境で、今まで中学校には63年ぐらいから大規模改修でそれぞれ4次にわたって1億円ずつぐらいのお金が入っております。それから、今回の耐震構造並びにバリアフリーにしましても、やっぱりそれぐらいの約4億円ぐらいのお金が入っております。それからプールの改修もしました。1億円ぐらいのお金が入っているのではないかと思います。そうして以降、これから20年、30年はあそこの地で中学校教育を充実したいというふうに考えておりましたやさきに、こういった事柄で今、非常に複雑な心境でございます。ただ、この前の浸水のことを考えますと、教育委員会としてこれはまかりならないと、嫌とは言えないというふうには思っております。ただ、本当にこれからどうしようかなというようなこともございます。  それで、教育審議会でこれからの教育のあり方を審議しておるわけでございますけれども、その少子化の問題がございます。小学校7校ございます。この数でいいのかどうか。中学校1校あります。その中学校は今までいろいろ問題がございました。その問題の中で、ちょうど私がこちらに転勤してきたときにもその話が出まして、やっぱり1校体制ではいろんな矛盾が出てくるのではないか。やっぱり2校にすべきではないかという論議が教育委員会の中からでもなされたということを聞いております。  それから、さらに現在、文部科学省等でも出ておるんですけれども、小学校と中学校、義務教育の9年間、果たして6・3制というような分け方でいいのかどうかというようなことが問題になっております。  したがいまして、それらを合わせて、将来において、中学校を移転した、また建てかえないといけない、また増設しないといかんというようなことがないように、将来計画を見通した移転ができるように考えていきたいというふうに思っております。  ただ、それには非常にスケジュールが厳しいということは非常に気になっておるところです。今、課長が説明しましたように、準備委員会を立ち上げてやっていくんですけれども、それぞれ教育審議会、あるいは教育委員会、あるいは議会、それぞれがスケジュールの調整をうまくしながら、同時進行という形になっていかざるを得ないのではないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 15番。 ○15番(工藤 崇君) この事業を機会に上郡中学校を他市町に誇れる、上郡町独自、合併しようがしまいが、人づくりの柱の1つとして、施設としても、小中幼のあり方としても、施設を中心に、また教育長をはじめ、上郡町は福祉・教育の柱が一番しっかりしておかなければなりませんので、そういう上郡町のためにぜひきちんとした確固足る方針と実践をやって、計画していただきたいと思いますが、一言だけそれに対して答弁をしていただいて、終わります。 ○議長(高尾勝人君) 教育長。 ○教育長(尾上高徳君) 工藤議員が先ほど申されましたようなことは、当然こちらで考えていることで、将来この町で教育を受けたいという子、保護者、全員がこの町で教育を受けるということを誇りにするような、そういったシステムづくりをつくっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 通告5番、議席15番、工藤 崇議員の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩します。再開は午後13時といたします。                     (12時13分)               休           憩 ○議長(高尾勝人君) 再開いたします。 (13時00分)  工藤議員より早退届が出ておりますので、報告しておきます。  引き続いて、一般質問を進めます。  通告6番、議席9番、赤松初夫議員に許可いたします。 ○9番(赤松初夫君) ただいま議長よりお許しが出ましたので、通告書に基づいて一般質問をいたします。  まず最初に財政難に関しては、長期にわたる景気の低迷により全国的に蔓延している問題でありますが、最近では石油問題が不気味に問題をさらに深刻にしているように思います。  当町は、来年度調整基金を使い果たし、19年度には赤字財政を強いられ、22年度には再建団体に陥るという惨たんたる様相を呈する見込みであります。かような状況の中で、ことしは各種団体の補助金や委託料等のカットを行い、一般町民には税制面で痛みを強いております。一方、町当局はといえば、三役の報酬カットを行ったとはいえ、一般職の給与2%カットはどこへやら、人事院勧告の0.36%にとどまっております。  ところが、赤字財政を避けるためには、2億から3億の削減が必要と思われます。これで今の財政難というか、財政危機を切り抜けることができるのでしょうか。今年度削減できる見込み額を示した上でお答えください。  次に、防犯対策についてお尋ねいたします。  前々会にも同様な質問をしたと思いますが、昨今の状況にかんがみ、あえて確認の意味も含めて質問いたします。  広島、栃木で痛いげなかわいい小学校1年生の女の子が、前後して犯罪の犠牲になるや、慌ただしく防犯対策を打ち出し、その実施に踏み切りつつある自治体が続出しております。上郡町は今のままで傍観していることが許されるのでしょうか。そこでお尋ねいたします。  上郡町は登下校中の学童を犯罪から守ることができるのでしょうか。  また、以前にご答弁いただきましたが、校門設置の検討については今、どうなっているのでしょうか。  以上でございます。  必要があれば、再質問は所定の位置で行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) それでは、赤松議員のご質問にお答えいたします。  2点ありまして、1つは町の財政問題についてということでございます。  先般、配付をさせていただきました財政シミュレーション、各項目それぞれ設定条件を決めまして、平成17年度を基準に過去の決算状況を踏まえて、平成26年度までのシミュレーションのデータをお知らせいたしました。  ただし、新しい制度、例えば、住民税のフラット化による税収などから国の税源移譲であったり、三位一体の改革による地方交付税の見込み、補助金等の見直しなど、まだまだ未確定な要素がございまして、そういう中での歳入予測というのか、歳入試算をさせていただきました。  歳出面については、これから行う行政改革を含まずに、今のまま推移したらというような条件でデータを示させていただいていますので、今、赤松議員が言われたように、このままでは18年度はあるけれども、19年度でえらいことになるということにならないようにどうするかということで、それは何もそうなるという確定ではありませんで、そういうことが今のままで何も手を打たずにおればそうなるからということで、お示しをさせていただいたことでございます。  しかしながら、財政条件が非常に厳しいということについては、何ら赤松議員が指摘されるように厳しい状況であるということは、もう事実であろうと思います。これをそうならないようにということで、行政改革に取り組むということで、現在第4次の行政改革大綱の見直しを含めて、具体的にどれをどうするという改革案に取り組んでいるところでございます。組織的には、役場の職員で組織する行政改革推進本部といいますか、それと個別には小委員会というのを設けて、具体的な案件を詰めておると。また、民間の方も入っていただいて、行財政等審議会ということで、今具体的にどうするのかというのを詰めております。  そこらの進行状況につきましては、後ほどまたもう少し掘り下げて、課長の方から話をさせてもらいますけれども、17年度でいろんな施策を打って、どういうふうな状況かということで、17年度はまだ閉めておりませんので、あれですけれども、一応歳出の削減については大きく人件費の削減ということで、職員数の減であるとか、職員手当の削減であるとか、特別職、私を含めた特別職、また、議員の皆様にも報酬の削減と、また非常勤特別職の見直し等で人件費等で6,357万3,000円の、17年度ですね、歳出の削減を予定しておると。  それから、物件費の削減で、委託料の見直し、交際費の削減、事業等の見直し、臨時職員を減らしたと、また消耗品の削減等で物件費で5,812万1,000円というような、これぐらいのものになるであろうと、削減額ですね。  それから、補助金もいろいろ見直しをさせていただきました。前納報償金の廃止であるとか、納税組合の補助金の廃止であるとか、各種団体の補助金の見直しということで、それから各種補助の見直しということで、それが合わせて4,816万5,000円と。  それから、投資的事業の抑制ということで、単独事業のやることと、ちょっと控えることということで、重点施行をいたしまして、そして新規事業の少し延ばせるものは延ばせるということで、それで約6,300万円ということで、総額約2億2,000万円ほどの17年度はですね、そういう従来のままやらずに見直してしたと。  それでよしとせずに、さらにどういうふうにするかということで、今見直しを行っている途中でございます。  それから、歳出はそういうことですけれども、歳入につきましては、公有財産の処分であるとか、国民健康保険税の改正であるとか、町税等の収納の強化、それから施設使用料の減免見直しとかを行いまして、そういうことで今、歳入確保も図っているというのが現状でございます。  そういうことで、今、赤松議員が言われるように、さらに今の予測のとおりにならないように今、物事を進めているという経過でございます。詳細につきましては、また個々の質問につきまして、担当課長からお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 財政難をどう切り抜くかというご質問で、アウトライン的には町長がお答えしたとおりでございます。  行財政改革につきまして、若干ご説明を申し上げたいと思いますが、上郡町の各方の取り組みとしまして、行財政につきましては昭和58年に行財政組織等審議会というのが条例化されております。当時から行革に取り組んでおるというような状況でありまして、その中で国から昭和60年に行財政大綱、全国の各市町村がつくりなさいという指導がございました。昭和60年の段階、8月なんですけれども、第1次ということで当町が位置づけしております。その後、平成に入りましてから、2次、3次ということで見直しを続けております。現在、第3次が15年度に終わっておりますので、それを合わせて第4次を見直すという考え方から、平成17年度に取り組むことで予算化もさせていただきました。  そういった中で、国が総務次官通知なんですけれども、3月29日付で全国一斉にこれ義務づけでありますけれども、集中改革プランをつくりなさいと。これも17年度じゅうにすべて行革大綱の見直しも含めて実施して、集中改革プラン、いわゆる5年間をつくりなさいという通知がなされております。これに基づいて、今、大綱も見直しているところでございます。  その集中改革プランについては、特に2月、3月までにつくり上げて、必ず公表しなさいという義務づけになっております。その内容については、ほぼ行政改革大綱の中身と似ておるんですが、特に、今回国が主張しておる中身のウエイトですけれども、定員抑制、人件費部分が非常に強調されております。この公表についても平成22年4月1日現在の人数を明らかにしろという具体的なものが出ております。当町もそれについてほぼ退職不補充等定員の見直し、あるいは組織機能の見直しも含めて、大体見込み的にいきますと、国が言っている4.6%の職員数純減という基準以上にしないといけないんですが、当町では約11%になるだろうという予測も立てております。  先般の議会でもありました経常収支比率、各団体の財政担当としては非常に意識するところが強いんですが、上郡町は現在でも90%台を超えておりますし、臨時財政対策債を除いても99.9%というふうに、非常に人件費部分は高いというんですか、義務的経費が高いというのもあります。  特に、義務的経費の中でもウエイトを占めるのが人件費であろうということから、この人件費については、やはり国も言っているように、非常に集中的に見直す必要があろうということで、今取り組んでおります。  先ほど町長は17年度の効果額を申し上げましたが、本年度の退職者を見込みますと、18年度では約1億円の人件費が削減ということも出ております。あくまでも退職者不補充の段階の数字になっておりますけれども、そういったことをはじめ、ほかに物件費、いろいろと今取り組んでおるという状況でございます。
     今、第4次の取り組み状況でありますけれども、昨年の11月に事務事業の見直し、あるいは組織機構の見直し、そして、民間業務の委託検討ということで、3つの職員による検討委員会を立ち上げております。年度末にほぼ答申をもらいまして、引き続き5月ですけれども、課長会によります推進本部を第1回を始めたということで、以後会議を重ねてございます。あわせて、7月でありますけれども、第1回の行財政組織等審議会も立ち上げまして、いろいろと今ご審議をいただいておるというような状況で、年内にはほぼ大方の見込みが出るであろうということで、今進めております。  今後、非常に1億、2億とか財源不足を詰めるのに相当苦労もあると思いますけれども、それに向かって、全職員が対応しているという状況でございます。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○9番(赤松初夫君) ただいまご丁寧なご答弁をいただきまして、ありがとうございます。しかし、行財政組織等審議会のことですが、今7月に行ったということでございます。私も耳に挟んでいることは、かなり厳しい方々がその中に入っておって、手厳しい指摘もされているというような話も聞いております。  ただ、ここで問題になってくるのは、その行財政組織等審議会が答申を出したものを、それを実施する方は行政の方ですから、町長のリーダーシップが物をいうことになると思うんですけれども、その辺の町長の行財政組織等審議会が出してきた答申をきちんとやれるリーダーシップを発揮できるかどうかのことについての、町長からのご答弁をいただきたいということと。  それから、指定管理者制度、多分民間委託なども今から幾つかしていくというような予定もあるのではないかと思うんですが、もし予定がありましたらそのことと。  それからよくいつも問題になることなんですけれども、こういっても陳腐なことにすぎないと思われるぐらいに問題になっていることが、徴収活動のことなんですけれども、町税の未収金が1億9,000万円ぐらいですか。それから、国保税も恐らく1億円以上がありまして、それだけでその2つだけで3億円を超えるといったような未収金があるわけですね。  今、町長の最初のご答弁で17年度で2億2,000万円の節約というのか、削減ができそうだというご答弁をいただいたんですが、今の2つの税金関係の徴収活動をきちんと行えば、それをカバーして余りあるような額なんですね。多分これ同じような答弁になるんじゃないかと思うんですけれども、その3点お願いいたします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 上郡町の行財政改革は最重点課題でございます。したがいまして、審議会でこういう方向で目指すべきやということについて、当然私がもう先頭になってそれを進めていくと。逆に言いますと、それを進めないことには上郡町が今のまま推移するともたないということがはっきりしていますので、それは先頭に立って進めると。職員一丸となって進めるということで、それはもうそうしないといけないということになっておりますので、そういう取り組みをいたしたいと思います。  それから、指定管理者制度は今ピュアランドが12月1日から始まりましたけれども、そういうことができる要素がある施設ということで、Aランク、Bランク、Cランクに分けまして、そういう候補で検討すべきであろうという、一番Aランクにピュアランドも上がっていたわけですけれども、そういう意味で今層別をしております。  したがいまして、それについては次の段階でここもできるんではないかということの検討は当然進めてまいります。まだ具体的にどれかということは控えたいと思うんですが、指定管理者というのは、逆に言うとそういう方法をしても受け手がないと前へ進みません。よくあるのは、そういうふうに指定管理者制度というふうに募集しても、実際は外郭団体で同じ、例えば市とか町の職員がやっているというようなところは、結局指定管理者制度に移ったけれども、どうなんだといった場合に、意味のないようになるのも見受けられますので、そこらも十分考慮して、対応しないといけないなというふうに思っております。  それから、3点目、滞納の件については、今3億円滞納したら、今、努力したことせんでも十分回収できるじゃないかということですが、今、特別チームをつくって頑張っておりますが、そのことについては後で税務課長にも状況を報告させたいと思いますが、実際は請求先が不在であったり、倒産したり、実際にはそういう意味で不可能な部分もたくさんございます。  したがいまして、そういう状況は上郡町だけじゃなくて、どこも滞納が、景気が悪いこともありまして、上郡町だけが収納率が悪いということじゃなくて、どこもそういう状況ですけれども、そういう中でやっぱりそれを前に進めていかないといけないということは事実でありまして、特別チームをつくって、課長も一緒になってということで対応をしております。  ただ、そうしたからすぐ十分に滞納が回収できるかというと、なかなかきょうのあしたすぐというわけにはいきませんけれども、その努力を積み重ねていって、成果が上がるようにしたいというふうに思います。そこの状況については、税務課長の方から話をさせます。 ○議長(高尾勝人君) 税務課長。 ○税務課長(寺尾義照君) 昨今の滞納の状況なんですけれども、徴収嘱託員の方2名設置させていただいております。その方のちょっと状況を申し上げますと、15年度におきまして1,700万円徴収をしていただいております。16年度におきましては2,300万円。それから17年度11月末現在で2,800万円という形で徴収そのものについての実績は年々と上がっておる状況でございます。  それから、全体的に見ますと、前納報奨金制度の廃止ということが前提に上がってくるんですけれども、結果的には年度末には歳入されるだろうけれども、年度中における運用というんですか、資金運用、前納してもらったお金が運用できないという形のものになろうかと思いますけれども、年度末を見てみますと、ほぼ同じような状況になろうかと思っております。  それから、滞納繰越分におきましても、昨年度同月11月末現在で見てみましても、徴収率は伸びておりますので、何とか職員全体で頑張っていっているところでございます。なお、徴収チームにおきましての実績等なんですが、約100万円徴収をしていただいております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○4番(赤松初夫君) 今の徴収活動のことなんですが、今ざっと6,800万円の二人の専門員が徴収しているということなんですが、これは普通であれば当然未収金になるであろうものの額ですね、これは多分その額でいってもらっていると思うんですが、そのことと。  今、上郡町だけが徴収率が低い。実は、四国の田舎の方なんですけれども、知り合いもおって、時々聞くこともあるんです。そして、徳島のこちらの国保審議会の方ですか、その方で、徳島の方でも研修に行きました。そのときは、国保税についての、対象がそうだったのでそういうことも当然お聞きしているんですが、四国と兵庫県ですから、もう前々比べるのは難しいとは思いますけれども、かなり上郡町と比べたら高いんですね、徴収率は高いです。  やっぱりきのうから目標を立てるということが盛んに言われていますけれども、やっぱり目標を立てて、その目標に向かって邁進するということがやっぱりかなり実は有効なんです。例えば、これは全然違った話なんですけれども、来年は東大へ何名行かすというふうに頑張りますね。こんなもん予測も立ちません。これは数字的に出るわけなんですけれども、東大へ何名行かすという全然予測もつかない数字でも、結構それに近くなっていくんですね。だから、目標を立てて、頑張っていくということがいかに大事かということの1つの例だと思うんですけれども、やっぱり徴収活動にしましても、例えば、差し押さえとかいう話を時々聞くんですけれども、私はそんなむちゃくちゃなことはやりたくないんです。ただ、要するに誠意と熱意と根気でもって、やっていけば、まだまだ今の3億3,000万円に及ぶような未収金が出るということは、少なくとも防げるんじゃないかと。それが例えば、半分になったりするようなことがあり得ると、私は思います、はっきりそういうふうに思っているんです。  役場の方々がさぼっていると言うんじゃなくて、決してそういう意味ではなくて、そういう熱意と根気でもうちょっとそういう面が立ってないのではないかと、私は思いますので、今の3億3,000万円という、それが1割でも2割でも3割でもよろしいですから、上げていくという方向に進めれば、やっぱりね、町民にかなり痛みを既に感じさせておって、そういうひしひしと感じている層も実はおられます。そういうことを引き合いに出して、上郡町は一体自分たちは何をやっているんだといったような、これはちっとも知りませんからね。町民の方は、町の今言ったご努力を一切知らないで言っているわけなんですけれども、町民感情からするとそういうことなんですね。  ですから、今の徴収活動をいかに進めるかということがやっぱり大事だと思います。誠意、熱意、根気。今、課長さんの話では6,800万円の2名の専門員から、この3年間で成果が上がったということをお聞きしています。最近、課長さんクラスの人がボランティアで徴収活動をやっているんだという話もお聞きしたんですけれども、その成果の方をちょっと、それが今100万円という。ああ、そうですか、ごめんなさい。  そしたら、今の私の誠意、熱意、根気でやってくださいということを、最後にいたしまして、財政問題についてはもう終わりたいと思います。  次、お願いします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) つい最近、広島県であったり、栃木県であったり、もう何か目を覆いたくなるような事件が発生しております。これはじゃあ、上郡町は関係ないのかと言える状態ではないというふうに思います。  ただ、すべての人の行動を全部監視して、それを防ぐかというのはなかなか難しい問題はありますが、特に、登下校といいますか、そこでどれだけの人の目が光っているかというのは、1つ大事なことだろうと思います。  今、教育委員会は教育委員会で対応しておりますが、それだけでいいのかということで、さらに協議を進めたいと思いますが、今どういうふうに取り組んでおるかということにつきましては、教育委員会の方から話をさせたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 教育長。 ○教育長(尾上高徳君) 今、町長からお話がありましたような状況がございます。奈良県の事件から始まりまして、広島県、栃木県と何か最近の子供たちをめぐる大きな事件は、質的に昔と様相が変わったような気がします。それぞれの自治体が対応に非常に苦慮しているところです。  上郡町におきましては、本年度に入りまして、不審者情報というんですか、そういうものが非常に少なくなっております。ほとんどそういう子供にまつわるようなことはございません。ただ、電話番号等を尋ねる件につきましては、若干の連絡があります。  ところが、近隣の他市町村では、やっぱり相当不審な事件が起こっております。例えば、10月26日、変質者が出まして、公園で遊んでいる女の子にPTAの関係者だとか、教育委員会の関係者だとか言って、秘密の調査があるということで、おびき出して、変質的な行為をしたというようなことがございました。子供はその場から逃げて、事無きを得た。それから、10月9日には、下校途中の中学生ですけれども、道端にうずくまっている男性がおるので、どうしたかということを尋ねると、急にナイフを出して、その子を後ろ手に縛って、指手錠、どんなものかわかりませんけれども、はめて、目にガムテープで目隠しをしたというようなことがあって、幸いその子は武道を、多分柔道だろうと思うんですけれども、柔道の心得があって、何とか手を外して、目隠しとガムテープを外したところをスプレーのようなものをかけられる。何とか逃げて、駐在所まで駆け込んだそうですけれども、そういった事件がございます。  したがいまして、すぐ近隣の市町でそういうことが起こっております。したがいまして、上郡町が安全であるというようなことはございません。ただ、町独自でやっておりますメーリングリストのような防犯システムもございます。そういった意味も含めて、割合効果は上がってここはちょっとなかなか難しいぞというような、そういう感じがしているのではないかというようなことは感じます。  最近の事件について、きょうも神戸新聞に出ておりましたけれども、県下の警察署全部で管下の小学校の校長を集めて対応を検討するというようなことで、きょうも各小学校、相生署管内全部の小学校が警察に集まって、対応を検討をしております。私どもの方は既に園長会、校長会等で具体的な指示もしております。  それに関して、管理課長なり社会教育課長からまた詳しい説明をさせていただきます。 ○議長(高尾勝人君) 管理課長。 ○管理課長(山本善彦君) それでは、本町におきます防犯活動というのですか、それにつきましてお答えさせていただきたいと思います。  本町におきましては、学校、家庭、地域、これらが連携しながら防犯活動に取り組んでおるところです。例えば、詳細につきましては、ちょっとここでは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、一般的な学校対応ということの報告をさせていただきたいと思います。  まず第1点には、児童に防犯ブザーの配布及び点検、このようなことを実施しております。2点目につきましては、駐在所に巡回依頼をお願いしまして、その巡回を実施していただいておるというふうなことがあります。3点目につきましては、通学路の安全点検及び安全マップを作成しております。4点目には子ども110番の家の周知徹底ということで、せっかく110番の家を設置しましても、子供が知らなければ何もならないというふうなこともありまして、それを徹底するためにウォークラリー等を行い、場所の確認等を行っております。それから、5点目につきましては、教職員による放課後の通学路の巡回補導、パトロールそういうふうなものも行っております。それから、先ほど教育長が言われておりましたけれども、6番目には再三にわたる児童への安全指導を学校の方から徹底して行っております。それから、7点目につきましては、学校・園便り等におきまして、保護者とか地域への協力依頼、啓発活動を行っております。また、これも先ほど少し触れたと思いますけれども、8番目にはメーリングリストへの登録を奨励しております。これは、情報の早期伝達ということがメリットでありまして、その正確さというのはちょっと正確さよりも情報の迅速さというふうなものがメリットになっておりますけれども、これも恐らく赤松議員さんは登録されておるんじゃないかなというふうに思っております。それから、9番目には、自治会を通じまして地域の方々が散歩するときには、下校時刻に合わせていただくように依頼したり、また、保護者の方には下校時刻を知らせておるというふうな学校もあります。各学校によって活動といいますか、それらの取り組みの差異はありますけれども、そういうふうな活動をしております。  それから、その他の活動としましては、自治会とかPTA、青少年補導員、教職員等によります、大体月に2回ほどだと思いますけれども、立番活動を行っております。それから、青少年育成センター等によるステッカーの配布をしており、車とかそういうようなものに張って、注意を促しております。  しかし、議員お尋ねの登校中の学童を犯罪から守れるのかという、そういうお答えとしましては、こうすれば100%の防犯対策は完璧だというふうなそのような特効薬はございません。今後は先ほど申し上げました、活動に加えまして、一番大きな力となるのは、上郡町民全員が将来の上郡町を担う園児や児童生徒を常に守っていくという、そういう気持ち、姿勢、そういうものが大事じゃないかというふうに考えております。  全町民が一丸となりまして、子供たちの安全を確保できるような施策を考える必要があるというふうに考えております。  そのようなことです。以上です。 ○議長(高尾勝人君) 教育次長。 ○教育次長(本田吉住君) それでは、青少年育成センターについてでありますけれども、青少年育成センターの取り組みにつきましては、もう既にご承知だと思いますが、補導活動をはじめ、教育相談、環境浄化、広報啓発活動、それと不審者対策等について実施しております。  特に、不審者対策につきましては、補導員による立哨指導、また子ども110番の家、それから青少年を守る協力委員等のステッカーの協力依頼、それから動く110番、これにつきましてもステッカー等を張っていただくよう、協力を依頼しております。  また、啓発活動におきましては、青少年育成センター通信、ホームページの開設、育成キャンペーン等を実施しております。犯罪が起きないよう早期指導活動を実施しているところでございます。  また、防犯ボランティアと学校関係、防犯関係者への敏速な情報提供手段として、ただいま教育長が申しましたように、防犯情報メーリングリスト等を設置しております。  しかしながら、現在の犯罪は学校だけで、また何かのシステムだけで完全に防止できる性質のものではありません。各校では保護者や地域の人たちが子どもたちの安全確保のために、登校時の立ち番、また校内外の危険場所の点検、危険箇所の指導などを実施しております。また、長期の休業前には、学校、警察、育成センターとの合同会議を開催し、児童生徒の安全に関する内容等を含めた教育課題について、協力を依頼しているところでございます。  さまざまな取り組みを重ね合わせる中で、本町の児童生徒が凶悪犯罪に巻き込まれることのないよう、今後とも安全対策について考えていきたいと思います。  なお、本年度から県の事業として、まちづくり防犯グループ結成についての事業が出てございます。これにつきましては、安全で安心なまちづくりということで、住民課の方が各自治会長さん、連合自治会、また自治会員さんの方へお願いをしているところでございますが、対象は単位自治会、助成金は1グループ5万円を限度ということで、助成金も出てございます。これにつきましても、青少年補導委員会の方でもこの推進について、協力というのですか、してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○9番(赤松初夫君) 随分多方面からの気配りというのか、活動がなされているということをつくづく今、知らされるわけなんですけれども、ただいま課長さんが言われたように、どうやっても特効薬はないと、完全に防止できることはないという言葉があったんですけれども、ただ、気持ちとしてはやっぱり完全に子供たちを守るんだという気持ちがもちろん大事だと思います。  そして、今、上郡町全体の人々の意識を高めることが大事だということも言われました。もちろん当然なんですけれども、上郡町全員の方の意識を高めるために何をやるかということが1つ行政の方としては大事になってくるんじゃないかと思います。  もう一つ、特効薬はないというもう一つだけ今ずっとたくさん言われましたけれども、1つだけ触れてない点が1点あるんです。これは特効薬に近いと思うのは、やっぱり犯罪の標的になる当の子供たちに対する教育というのか、それはどうなっているのかということを実は今聞きたかったんですが、多分今のはなかったと思うんですね。  やっぱり事に臨んで、状況判断、的確な判断が子供たちにできるということが、非常に犯罪から逃れることの大きな要素になってくるのではないかと思います。ここは人目につかない、ここは塀がある。塀があるから危ない箇所だとか、そして、そういうところは避けなければならないという、そういう状況判断ですね。それから、そういう怪しげな人を見たときの、やっぱりそういう判断も養う必要があると思うんです。事の急激な変化に対してどう対応していくか、どう逃げるか、どう声を上げるかといったような、そういうことが実は徹底できれば、完全に近い特効薬になるのではないかと思えるんですけれども。  例えば、今、道路の安全マップづくりというのがありましたが、このときに子供とともに安全マップづくりの作業にかかわっているのかどうか、その辺が私は今言った子供自身のとっさの判断能力を身につけるということに大きくつながっていくことになるんだと思うんですが、子供たちが帰る下校途中にその大人がまざる、教師なり地域の人たちが一緒に帰る。その帰りながら、道をチェックしながら帰る。ここはなぜ危ないんだということを諭しながら、そうか、ここはこうなんだなと、子供たちに納得させながら帰る。そして、マップは子供たちに書かせていくというか、そういうことの取り組みが私は必要なんじゃないかと思うんですが、その点についてお答えください。 ○議長(高尾勝人君) 教育長。 ○教育長(尾上高徳君) 今のご指摘もっともなことだろうと思うんです。校長会で指導した中に、幼児、児童、生徒にそういう事態が発生した場合に、徹底する事項としまして、1つは大声を出して逃げるということの指導、それから、携帯した防犯ブザーの使用、そういったことをきちんと教えるようにというような指導を入れております。  そのほか、安全マップの作成に当たって、ご意見でございましたけれども、多くはPTA、あるいは教職員、そういう人たちの多分ここは危険であろうというような意見に従って、そういう安全マップは作成されていると思うんです。そういったものをやっぱり子供の目線に立って、あるいは子供自体と一緒になってというようなご意見、参考にさせていただきたいと思いますし、きょうも委員会内部で話が出たんですけれども、やっぱり最近日暮れが早くなって、5時過ぎになると真っ暗になります。中学生は一人で自転車で帰っている姿をよく見かけます。そういうときにやっぱり、点検するのも自転車で見ていく必要があるのと違うか。歩いているところは歩いてやっぱり実感する必要があるのと違うかなというようなご意見も、そういうようなことも出ておりました。  実は、警察署と打ち合わせの後、議会が終わりましたら、緊急にそういった会合を開いて対策を検討する予定にしております。その際に、赤松議員から出たそういった意見を十分参考にさせていただいて、より安全が確保されるようにしたいと思います。防犯ブザーのことも出ましたけれども、防犯ブザーにしても実際に鳴らしてみないと電池切れがあったり、故障があったりすることがよくあるんだそうです。学校によっては一斉に鳴らしてみて、そういったことの点検を行っている学校もあります。だから、いろんな学校の実践例も出し合いながら、具体的な対策ができたらなというふうに考えております。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○9番(赤松初夫君) ありがとうございます。  新聞によりますと12歳以下、小学生のことだと思うんですが、昨年度被害に遭った、事件に巻き込まれた数は全国で3万7,000件あるということです。10年前は2万9,500件、わずかにずっと上がってきているような傾向にあります。今ご答弁いただいたことをきちんと実行していただいて、本当にかわいい子供たち、将来のある子供たちを我々大人が守っていかなければならないと大きな責務があります。  校門の件をお願いします。 ○議長(高尾勝人君) 管理課長。 ○管理課長(山本善彦君) 校門の設置はどうなっているかというご質問でありますけれども、後門に関する修繕、設置につきまして昨年及び今年度の取り組み状況を報告させていただきたいと思います。  昨年度におきましては、梨ヶ原小学校の通用門を修理しましたし、また、高田小学校におきましては正門及び裏門を修理しております。また、過去に赤松議員さんの「犯罪から子供をどう救うか」と、そういう一般質問の中にお答えしたと思いますけれども、校門に扉がない学校があり、緊急対応ということで一時的に三角ポストというのですか、三角コーンとポールを設置して対応しておりました。これは上郡中学校の正門のことですけれども、学校長と協議の上そういうふうに一時的にそういうふうにさせていただきました。現在では、ロープに進入禁止の札をつけたワンタッチでかぎ外しが可能なものを、これは10月26日に設置しております。  それから、また高田小学校の東門につきましては、中学校と同じ方式で、つい最近ですけれども、12月5日に設置させていただきました。  今後、鞍居小学校の東門、自動車が通るところですけれども、そこと赤松小学校の西門につきましては、坂道であったりとか、延長が長かったりとか、そういうふうな設置する上で非常に困難であるために、学校関係者と再度話し合いをしながら、実施していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○9番(赤松初夫君) 私、今の課長さんの言われたことについて確認しておりまして、ロープを張ったり、高田小学校のところはコーンを置いて、いかにも工事中といった感じの風情があるわけなんです。  これはそれだけで校門にかえるという気持ちなのでしょうか。といいますのは、確かにあれを置くことによって、多少のバリアというか、精神的なものにはなるということは認めます。あれがないよりもいいということはわかるんですが、ただ、校門というのは、私はまた別の意味があります。私は特に、小学校、中学校のころに本当に田舎の小さな学校だったんですが、校門を入ると、やっぱり校門をくぐっていくときの気持ちはいまだにやっぱり覚えています。やっぱり多少の緊張感というのか、学校に今から入るんだなという気持ちがやっぱり感じながら入ったものです。そしてまた、放課後は校門を抜けるときに気分が改まるといったような、そういう精神面的なものがかなり大きいんじゃないかと思うんですね。校門というのは、犯罪面というよりもむしろそっちの方が大きなウエイトを私は占めるんじゃないか思います。  今の件ですね、校門、ロープを張ったり、コーンを立てたりすることでも校門にかえるということなんですか。 ○議長(高尾勝人君) 管理課長。 ○管理課長(山本善彦君) 先ほど高田小学校のお話をしましたんですけれども、それは上郡中学校もそうですけれども、どちらともコーンを一時的に置いておったと。その後、ロープでワンタッチで取り外しができるように設置し直したということでございます。  それは、やはり校門というのは、別に門扉があろうとなかろうと、門柱が立っておれば校門だというふうに、昔はそういうふうがらがらというような閉めてしまうような門はなかったような気がします。石柱が2本立っておるのが校門かなというふうな気がしておりました。  最近におきましては、いろいろそういう不審者とかいろんな危ない、危険、安全、そういうようなことを考えて、そういう門扉を設置しておるんだなというふうに思っております。  場所によってはロープだけでいいのかというふうなことなんですけれども、やっぱりその場所によっては自動車が入ったり、いろんな侵入者のことだけ考えるんじゃなしに、全体として考えていかなければならないというようなこともありまして、学校と相談させていただきながら、進めさせていただいたということでございます。  確かにロープを張っておろうと、門扉をつけておろうと、上から飛び越えれば、1メートル50もあれば飛び越えることはできますので、ただ、そのロープを張っておるのとおらんとでは、先ほど議員さんも言われておりましたように、精神的な面で一たんロープをくぐるということは侵入者になってしまいますので、そういうふうなプレッシャーをかけるというんですか、そういうふうな意味もありまして、とりあえず暫定的にそういうふうにさせていただいております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 9番。 ○9番(赤松初夫君) お金のかかることなんですけれども、学校には校門というのはやっぱり必要なんじゃないかと思っております。  これで終わりますが、先ほどの財政危機についても、かなり取り組みがなされているということを知りまして、多少は気が安まる面もあるんですが、ただ、住民サービスという面から考えると、かなり、先ほど17年度2億2,000万円ぐらいの節約がなされたと。どんどん今の税金面でもきちんと徴収をして、住民サービスはできるだけ落とさないように、やっぱりしてもらいたいんですね。落とさないために、やっぱり財政についての今の取り組みを、今、町長も言われてましたけれども、どんどん進めていただきたいと思います。  これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(高尾勝人君) 通告6番、議席9番、赤松初夫議員の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩します。再開は14時10分とします。    (13時54分)               休           憩 ○議長(高尾勝人君) 再開いたします。 (14時10分)  通告7番、議席4番、大政正明議員に許可いたします。 ○4番(大政正明君) 議長の許可がありましたので、通告書に基づき一般質問をいたします。  地方分権が叫ばれるようになって久しくなりますが、この秋の衆議員選挙以降、三位一体の改革を旗印にした分権化がいよいよ迫ってきております。9月議会の一般質問でも話題にしましたように、最近はあちこちの自治体が住民参画によるまちづくりに取り組み始めており、既に成果を上げ始めている自治体も少なからずあるようです。  このような状況の中で、住民参画により町を活性化し、元気な上郡をつくることは、私たちの世代のみならず、これからの上郡町を背負って立つ世代の定着にも欠かせないことであります。また、市町村合併を経て、規模のより大きな自治体に変わった場合でも、さまざまな特色を有した元気のある区域からなる共同体を形成することが自治体全体の活力を生み出すもとになると考えます。
     住民参画を実現するために、まず実現を図らなければならないことは、情報公開を徹底させることばかりでなく、公開に耐え得るような行政上の事務処理を行うことであります。  そこで、私は以下の2つの問題につきお尋ね致します。  まず、情報公開と住民参加について。  昨年10月の一般質問の中で、住民参加の実現のためには住民と行政の間の情報共有が必須であると予想されるが、行政はどのように対処するかを尋ねましたところ、「行政と住民が同じ土俵で同じレベルで話ができる状況をつくることが必要である。そのために、情報公開、情報提供の手段が大事であり、自治会等を通じた連絡に加え、ホームページの利用も必要と考える」との返答でした。  また、議会もインターネットを使った広報のあり方を検討してほしいとの意見もいただきました。議会の方は、ことしの7月からホームページの公開を、また9月からは一部ではありますが会議録の公開をすることによって、情報公開に一歩踏み出しました。  そこで、情報公開及び住民参加について、この1年間の行政の取り組みについてお尋ねいたします。  1番、この1年間で情報公開はどの程度進んだのでしょうか。  2番、この1年間でどのような問題に対し、住民参加が進みましたか。  3番、情報公開・住民参加に対し、どのような発展をさらに目指すのですか。  以上、3点につき、お答えいただきたいと思います。  2番目は、上郡町の行っている事務委託について質問します。  上郡町のような小さな自治体の行政組織は、規模の上からすべての業務を自前で行うことは不可能であり、事務委託、業務委託は行政が業務を進める上で必要な方法です。委託を適正に進めることにより、自治体は業務をより効率よく行うことが可能になりますが、一方で委託をすることは業務の丸投げに陥る可能性があり、その場合には住民の監視が必要となります。  私はこれまでに会計書類の閲覧による決算認定を2回経験しましたが、幾つかの疑問点が浮かび上がりましたので、事務委託について質問いたします。  1番、事務委託の現在の件数はどのくらいですか。  2番、事務委託に係る契約書、あるいは協定書の取り交わしについて、現状をお伺いしたいと思います。  3番、事務委託に際し、委託先に求める義務、例えば、計画書、各種報告書にはどのようなものがありますか、お聞かせください。  以上、2項目6点の質問についてお答えいただきたいと思います。  再質問は定められた席から行います。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) それでは、大政議員のご質問にお答えいたします。  2点ありまして、大きな項目の1点目、情報公開と住民参加についてということでございます。  当然、行政と議会と、町を構成する町民が一体となってまちづくりを進めていくということでございます。したがいまして、行政だけで、もしくは議会だけでということではなくて、そこに当然それを支える町民というものがございます。したがいまして、まちづくりを円滑に進めるためには、町民がどれだけそういうことに関心を持って、参加していただけるかと。何も行政だけでやっていることでもありませんし、議会だけで進めることでもありません。逆に言うと、行政も議会も関係せず住民だけでやるということも1つのこれからの大きな動きになろうかと思います。  そのためには、町の方向がどうなって、我々がどうすべきかということを住民も情報を共有して進めていくということは、これからの大きなまちづくりの基本であろうと思います。じゃあそれに対して、上郡町がどれだけのことをやってて、100点がとれているかというふうなことでございます。私自身も今の状況を見てますと、決して100点がとれているような状況ではないと。したがいまして、これからもっと進めないといけないということは思います。  情報公開には、いろんな情報がありまして、事業であったり、行事であったり、財政状況であったりということで、特に広報につきましては、特に最近は財政問題等について一連のことを皆さんに理解していただこうということで、シリーズでそういうことをやっているわけでございますけれども、特に、今、大政議員が言われている行政情報の自主的にどれだけのことを公表しているかということが、どれだけ進んだかというのが大事なことだというふうに思われていると思います。  内容によっては公開できるもの、それから、ちょっと公開を控えなければならないものということがございますけれども、やはり、住民と共有することが好ましいことについては、社会情勢の変化に伴って住民のニーズに高いものを公開していくということが肝要であろうかと思います。特に、そこについては、ことしの動きについて主幹部署が特に企画の広報といいますか、そういうことになろうかと思いますので、担当課長からちょっとお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 情報公開と住民参加についてということで、まず最初の1年間でどれだけ進んだのかという質問でございます。  ご質問の趣旨は、主に行政情報の自主的な公表がどの程度進んだかということだと思っております。これらの情報には、その内容が公開のできるもの、できないもの、あるいは住民と共有することが望ましいもの、そうでないものなどいろいろあると思います。また、社会情勢の変化に伴って住民ニーズの高いものやそうでないものもあると思います。  基本的には、公開が可能な情報で公開についてのコンセンサスが得られるものについては公開すると。住民と情報を共有することが望ましいということで考えております。膨大な情報を一方的に公表するというよりも、住民が求める情報を請求に基づいて開示していくという公開の方法が今の国、他の自治体でのスタンスであろうということで、当町においてもそのような方針で公開を行っているところでございます。  ただしでございますけれども、その中でも特に、公表の必要性、あるいは住民ニーズの高いもの、例えば、町の動き、あるいは財政状況などといったものについては、積極的な公表が必要であろうと考えておりますし、従来からの財政状況、あるいは施政方針、予算などに加えまして、本年度については条例制定も行いましたが、人事行政の運営状況、あるいは行革の取り組みなどについても町広報、あるいはホームページを通じて公開を行っていっております。  また、本年4月からですけれども、町のホームページの一部刷新を図っております。トップページからも見ていただいたら変わっていると思いますけれども、少しでも見やすい形にしようということで変えております。できるだけ最新の情報を掲載できるような各ページの作成、あるいは修正についても各担当課が行えるように、職員に対してもその作成の研修を行っております。ホームページビルダーを使っての研修を行っているところでございます。  あわせて、先ほどもご質問にありましたように、町議会の議事録につきましても議会の合意をいただきましたので、平成15年度以降でありますけれども、議事録についてホームページで公開をさせていただいております。  2つ目のこの1年間でどのような問題に対して、住民参加が進んだかということでございます。  おおむね1年間では、総合計画での住民アンケート、先般行いました。あわせて、総合計画の審議会委員公募についても実施をいたしました。そのほか、町営住宅の名前公募、それから国体ボランティアの公募、災害ボランティアの公募、そして、来年1月にありますけれども、成人の集いの実行委員の公募、これも終わりましたが、ロマン街道夢フェスタ、あるいは白旗城まつりなど、イベント等の自主的運営などに住民の参加をお願いしたものもございます。  こういった中で、地方分権が進んでおりますけれども、まちづくりを進めていく上で住民との役割分担、あるいは協働など今まで以上に住民の参加といいますか、住民と一緒にまちづくりを進めていくことがいかに重要であるかということは十分認識をしております。住民参加の方法には、計画段階から参加していただくもの、あるいは実施段階でご協力いただくもの、住民が計画したものを行政が支援することで町の活性化を図っていくものなどいろいろあると思います。  本年度におきましては、先ほど申し上げましたように、総合計画審議会委員の公募、あるいは総合計画のアンケートなど計画への参加、あるいは成人の集い実行委員の公募による参加、町営住宅の名称募集、国体などのボランティアによるまちづくりの参加など、イベントへの支援などについても行っております。少しずつでありますけれども、住民参加が浸透しているものと思っております。  3つ目に情報公開や住民参加に対してどのような進展をさらに目指すのかということでございます。  情報公開につきましては、ご質問のとおりまちづくりを進めていく上でとても大切であるということは、十分認識しております。そのための手段としまして、現在発行しております広報紙、あるいはホームページはなくてはならないもので、その活用方法は非常に重要であると考えております。  しかし、情報の公開がインターネットの利用者に限定されたり、一方的な情報の提供に終わってしまっては本当に住民の求めている情報を的確に公表したとは言えないと思っております。住民の求める、生きた情報を的確に公開していくためには、住民と行政との良好な関係が構築され、双方の信頼関係があってこそ、始めて情報の共有化が進むものと、あわせて、住民との協働、住民参加のまちづくりが進んでいくものと考えております。  これらの住民参加についても、行政からの押しつけではなく、自主的な参加が望ましいということも十分認識しております。今後もホームページの充実を図りながら、情報公開、あるいは住民参加がスムーズに行えるよう、その対話を重視したまちづくりを進めていきたいということでございます。  終わります。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 先ほどのお話で情報の公開・非公開の判断ということが出てまいりましたけれども、そういう公開・非公開の判断の基準といいますか、それは何か決めておられるんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 上郡町は平成11年6月に制定しておりますが、町の情報公開条例というのがございます。各項目にわたって制定しておりますけれども、第5条の情報提供というところに、実施機関、行政側ですけれども、「町民生活の利便の増進を図り、町民の町政の理解に資するため、町政に関する情報を町民に積極的に提供するよう努めなければならない」という規定がございます。  これが基本的な考えで、もちろん個人情報等については公開できませんけれども、あわせて、法律等に基づくものはできない。それ以外で、積極的に公開した方がいいだろうというものについては公開する基準としてございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 例えば、住民がこれこれの情報を知りたいというように考えたときに、どういう手続をする必要性があるか、そのプロセスをお答えいただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 行政からの情報公開が住民から請求がある場合ということですけれども、基本はこの公開条例を基づいての手続になります。  情報という定義のところがあるんですけれども、「実施機関の職員が職務上作成または取得した文書、図面、写真、フィルム、その他、これらに類するものであって、決裁、供覧、その他、これらに準ずる手続が終了し、実施機関が管理しているもの」、これらが公開対象の情報でございます。  それらを請求に基づきまして、閲覧、もしくは視聴、聴視、またはその写しを交付すること、これが公開という定義にしてございます。実施機関といいますのは、部局別になっておりますけれども、町長部局、教育委員会、あるいは選管、監査委員、公平委員会、農業委員会、固定資産評価審査委員会、行政委員会の情報ということになっております。これらについて、閲覧なりコピーなりという手続に入っていくというものでございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) どうもありがとうございました。  情報公開というのは、非常にまちづくり、住民参加によるまちづくりの一番基本になることですから、できるだけ多くの情報をできるだけ、もちろん個人情報なんかは論外でありますけれども、できるだけ、容易に住民が参照できるというようなシステムをつくっていただきたいと思います。  それで、次は住民参加についてなんですけれども、住民参加というのは逆に言いますと、行政の職員の方たちも積極的に住民と接触していただくということが、ある意味で必要だと思います。今、例えば、自治会、その他会合がありますと、行政の職員の方ほとんど出てこられない。私の近所だけかも知れませんけれども、そういうことも見受けられます。  ほかの自治体で、例えば、まちづくり運動なんかが随分進んでいるところなんかを拝見いたしますと、そうしますと、行政職員がどんどん積極的に住民の間に入ってきてくださっているというようなことを聞きます。その辺のことを、もちろん職員の方には勤務時間ということもありますし、それから、勤務時間が外れますと、自分自身の時間ということもありますけれども、いろいろな点でやはり行政の方が住民と交わっていただくということが、私は大変望ましいと思いますが、その点、上郡町では行政サイドとして、そういうことを職員の方に勧めておられるとか、積極的にそれはやった方がいいというようなことを教育されているかどうか、その辺のところをちょっとお答えいただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 上郡町の職員も職員の前に上郡町民、よそからこちらに来られている方もありますけれども、ほとんどが上郡町民であります。  したがいまして、地域のことも町民として参画するということが当たり前のことだと思います。私もそういう話をよく聞きますので、課長会議なんかでは職員の前にまず町民ですよと。自治会の活動であったり、地域のコミュニティで協力するべきことはでるべきやということで、再々課長会議でもお話をしております。  だから、逆に町といいますか、そういうところの会話で町民と職員が接すると、それはそれでいろいろそういう面で情報共有をする場がたくさんできるわけですね。そういう意味でいいますと、逆にそれは必要なことだと思います。  ただ、私も今の立場になっていろいろ思うんですけれども、なかなかそういう場に出てくる人は出てくるんだけれども、なかなか出てくる頻度が少ないというか、そういうのが確かにそうやなというふうな感じをしております。今まで長年積もったことがあって、出ていったら、そのときにここぞとばかりにいろんなことを言われるからということもあるのかなと思いますけれども、そこらも含めて、同じ町民で一緒にやっていこうということが必要なことでありますので、それにつきましては、これからもそういうことで職員の前に町民であると。  今、コミュニティがどうあるかというのが一番大切なことで、そのコミュニティに職員もおり、町のいろんな方もおり、そういうことでいろんな情報が交換されて、そこからいろんな話題が出てきてこうあるべきだと。上からこうしろということではなくて、こうあるべきですねということで物事が進む方が本当に前へ進むということになりますので、これからもそういうことについては、十分な指導をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 町長の言われたことは本当にもっともだと思います。ぜひともそういうような積極的に職員の方が我々に交わっていただけるような体制をつくっていただきたいと思います。  それから、ちょっと話題が外れるかもしれませんけれども、いろいろな住民参加、そういうまちづくり、そういうものを進めるに当たって、実は先日、国会陳情に議員が行きましたときに、構造改革特区という制度が国にあるということを研修で教わりました。これはやはり住民運動、あるいはまちづくりを進める上に非常に重要な制度だと思いますけれども、例えば、町内である一定地域にそういうものを立ち上げようとしたときに、町としてはどういう接し方をしていただくのでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 特区というのは行政として申請してする場合もありますし、個人として申請する場合も可能です。  したがいまして、行政がすべて絡むということではなくて、手続上はできることになっております。じゃあそういう手続を踏むのにどういうふうに手続をしたらいいのかというのがなかなか難しいところでして、書類をそろえないといけませんので、そういう意味で上郡町もそういうことがあるから、課長会議でもそういうメニューはないかということでお話はしておりますが、具体的にそうしたらこれが何とかいきそうだということでの具体的な案件はまだ出ておりませんが、先ほどの質問でもありましたように、例えば、教育関係の環境を整えるにしても、幼保一元化の問題にしても、それから、小中連携の問題にしても、それをしようとすると、ある程度そういうことが認められて初めて前に進むという状況がございまして、そういう意味で、上郡町もそういう勉強をしていかないといけないという状況で。  だから、逆に言いますと、それについて上郡町の担当課で専門家がおるかというと、まだ実績としてその特区を認められてした実績がございませんから、ともに勉強して進めていくということで、書類上どういうふうな書類をそろえて出さないといけないかというのはわかっておりますけれども、逆に言いますと、例えば、行政とは別にそういうことをやりたいということであれば、相談に来ていただいて、一緒に勉強するという格好になろうかというふうに思います。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) どうもありがとうございました。そしたら、次お願いいたします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 事務委託の件でございます。事務委託といいますのは、町がその事務事業の処理を相手方に依頼するということで、契約当事者間の信頼関係を重要な要素として、相手方の責任において行わせるということでございます。  お尋ねの事務委託の部分でございますけれども、いろんな部門がございます。現在どういうふうな業務があって、どれくらいあるかということについて具体的には担当の方からお話をさせていただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) お尋ねの事務委託の部分でございますけれども、例えば、市町交通災害共済の加入に当たりまして、自治会なり婦人会へ事務委託をしております。これらの事務委託。あるいは、医療費の事務処理委託、また下水道使用料の調定事務委託、数多くございますが、これら合わせまして、現在で事務委託とみなしますと8課の課で17件の事務委託となっております。  以上でございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 17件ということですが、一部言っていただいたんですけれども、どういう範疇のものが多いんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 税務課におきましては、軽自動車の転出車両情報の事務委託、あるいは下水道では先ほど言いました、下水道使用料調定事務委託、最も多いのは健康福祉課になるんですが、医療費の事務処理、あるいは医師会事務処理、老人保健の電算事務委託、それから特別会計になろうかと思うんですが、共同電算事務、あるいは医療費関係、それから医療費のデータが集められますので、その疾病を分類する事務をお願いするとか、あるいは交通事故等によります第三者の求償事務、これらもございます。産業振興課では換地の委託、教育委員会では教育事務委託、住民課では公害監視事務委託というようなことで、17件が想定されます。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 委託する場合に、今伺っていますと、結構複数年度にまたがるだろうと思いますけれども、そのときは毎年更新するとか、あるいはもう一括して何年間とかそういうように、委託の方法はいろいろあるんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 基本的には単年契約になります。それ以上の契約になりますと、支払い行為が発生しますので、議会上予算としては債務負担行為とかいろいろな手続が必要になってまいります。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 2番目の事務委託に係る契約書、あるいは協定書の取り交わしについて、お答えいただきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 関連がございますので、3番目の委託先に求める義務につきましても、ご答弁させていただきたいと思いますけれども、契約につきましては、町がその事務の処理を相手方に依頼するというものですので、当然、事務内容、あるいは期間、金額など基本的な事項として当然契約書等は取り交わすことが基本となっております。当然支払いが発生するものですから、これらの手続につきましては、町の財務規則にのっとって当然やっております。  委託に際し、委託先に求める義務ということでありますけれども、事務委託に当たっては公正の確保と処理の確実性の見地ということから、相手先の知識、技術、信用、実績等を踏まえて選定されます。委託をしました担当課ですけれども、必要に応じて、あらかじめ委託先から実施計画表を求めるなど、執行状況を管理する必要もあるだろうと思います。委託した事務が適正に履行されたかどうか確認するという必要な検査も実施することも基準であろうと思っております。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) そうしますと、例えば、契約期間の終了時、あるいは切りかえ時にそういう検査なんかもやっておいでと理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 企画管理課長。 ○企画管理課長(松石俊介君) 当然支払いの段階においてはそれが履行されてないと支払いできないということになります。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 次に、私が先ほど冒頭で申し上げましたように、決算認定のときにちょっと気になりましたことについて、質問させていただきます。
     それは衛生費に関する委託料で、公害監視事務委託料についてであります。この件につきましては、3月議会の平成17年度予算のときにも質問しましたし、9月の平成16年度決算認定の際に、総務文教委員会でも質問させていただきました。  それで、公害監視事務委託料ということで、それについては岩木と下栗原の処分場の事務委託料というふうに説明を受けました。岩木が300万円足らず、下栗原が730万円足らずという答えをいただいております。  最初に伺いたいのは、これについても契約書、あるいは協定書は取り交わされているんでしょうか。また、その内容についてお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 今ご質問の環境の監視業務委託ということでございますけれども、岩木の環境センター、栗原の最終処分場につきまして毎年契約を結んでおります。契約の業務名が上郡町最終処分場生活環境監視管理業務委託契約書となってございます。  その中に、業務といたしまして、1点目に施設及び施設地域内の生活環境の保全に関する監視、2点目に業務に関する業務報告、3点目にその他、上記関連事業で町が必要とする事項といったことを定めて、金額と請求、あるいは支払いについての委託契約を結んでおります。  環境センターも同様でございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 一部名目が事務委託料というふうになっておりますけれども、今のお話を聞きますと、業務委託ということなんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 正式には業務委託契約書でございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 平成14年3月議会の一般質問に対する行政側の回答では、下栗原の場合ですけれども、埋め立て計算容量をもとに積算した金額を15年間支払うというふうに行政側がお答えになっております。それで、埋め立て計算容量から金額を算定するための、どういうような算定式を使っておられるのか、お答えいただけたらありがたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 埋め立て計画容量と申しますのが、この最終処分場の規模が5万立米の容量を持ってございます。以前岩木の環境センターで最終処分場がしておった実績に基づきまして、その5万立方メートルを満杯になるのが計算上15年ということからなってございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) それで、これは会議録によりますと、それから委託料の金額を算定するというように受け取れたわけですけれども、それはどうなっているんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) この委託料につきましては、最終処分場の建設に当たりまして、地域住民の生活環境を保全するため、上郡町と地元自治会との相互信頼と誠意を持って協定書と覚書が締結されてございます。また、その覚書を確認するための後日、確認書も取り交わされてございます。  この中に、先ほど議員が申されました金額が掲げてあるということでございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) 投棄開始の時期が平成12年4月からで、ことしの3月までの5年間、5年たっているわけです。それで、5年間の投棄量というのは大体どのくらいと見積もられるんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 今現在の実績で16年度末で、ちょっと数字が違っていたら申しわけないんですけれども、16.3%の埋め立てが実績と担当の者から聞いております。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) これもあれでしょうか、そういう契約書、あるいは協定書は毎年更新しておられるんですか。それとも、もう15年間全部決まっているんでしょうか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 先ほど申しましたように、協定書、覚書等によりまして、15年という期限が定められ、契約事項につきましては、先ほど企画管理課長が申しましたように、1年ごとの更新となってございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) それと、先ほど平成16年度末で16.3%ぐらいと、5万立米のうちの16.3%ぐらいということですね。それで、これは12年から始まりますと4年間になりますかね。それでいきますと、例えば、15年という予測でやっておられますけれども、15年たったとき、いっぱいになってなかったらどうするんですか。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) そのことにつきましても、協定書等に掲げてございまして、15年たった時点で地元との協議がされるとなってございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) ちょっと話を変えますけれども、このような長期の手当の例というのは、近隣の自治体で例があるんでしょうか、お聞かせください。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 手元に資料がございませんけれども、上郡町の例でとりますと、こういった迷惑施設につきましては、各自治体でそういう措置もとっておられるところもございます。 ○議長(高尾勝人君) 4番。 ○4番(大政正明君) どうもありがとうございました。  これで私の質問を終わりたいと思いますけれども、私は最終処分場のような、いわゆる迷惑施設の建設で、地元に迷惑料のようなものが支払われることはある程度理解できます。しかしながら、支出は私個人としてはあくまで単年度で行うべきもんじゃないかというふうに思っております。15年間の長年月にわたり連綿と支払いが続くことは私自身としては多少疑問を呈せざるを得ないと思っております。  しかも、決算認定の際に拝見しました会計書類には、この問題の冒頭で述べたような書類が完備しておりません。それこそ1枚の紙で公害監視事務委託料と書いてあるだけでございました。このこと自体は会計上で非常に不備のそしりを免れないんじゃないかと思います。情報公開、あるいは住民監査請求に耐える書類であるとは到底考えられません。  そこで、行政の方にお願いしたいのは、3月の予算編成の前に改めてこの問題について、精査することを要請したいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) 今のことにつきまして、回答だけさせていただきたいと思います。  ただいまの支出伝票の件でございます。先ほども申しましたように、契約書で支払いの方法もうたっております。この委託業務につきましては、四半期ごとに請求がされ、それをもって町が30日以内に支払うものとなってございます。  要するに、全額は決まってございますので、4分の1の額、これを証明できる請求書、いずれもついてございます。要するに四半期ごとですから、業務をした日にち、何月何日から3カ月間といった、それに基づいて請求されてございまして、それに基づいて町の支出命令を作成しております。  問題はないかと思っております。 ○4番(大政正明君) 会計書類を見る限りは、そういうところは見えてこなかったんで、私はそういうふうに申し上げたわけです。  以上で終わります。 ○議長(高尾勝人君) 通告7番、議席4番、大政正明議員の一般質問は終わりました。  ここで暫時休憩します。再開は15時10分とします。                     (14時53分)               休           憩 ○議長(高尾勝人君) 再開いたします。 (15時10分)  通告8番、議席13番、田渕重幸議員に許可いたします。 ○13番(田渕重幸君) 議長のお許しがありましたので、通告に基づきます一般質問をいたします。  私のすべての質問、説明をさせていただきました後、指定の席にて再質問をいたします。再質問がなければそのままにします。  まず最初の質問、農から見た子育てについて。  子育てもさきの先生方がいろいろとなされまして、私の言わんとするところが出てしまっておりますけれども、私は私なりに百姓の方から指さして子育てということを進めさせていただきます。  私は最近の新聞を見て、まず広島市の安芸区の小学校1年生木下愛里ちゃん7歳と栃木県の吉田有希ちゃん7歳のご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。  いずれも下校途中に殺害された事件でありまして、私は今もって命の尊さを教えられました。11月23日、12月1日の事件は私の孫のように思いまして、大きく血が騒いだところであります。  かわいい愛里ちゃん、有紀ちゃんの写真を拝見いたしましたとき、なお一層の憤りを感じました。私はこの事件の背景には、被害者、加害者問わず、大人の子育てが原因ではないかなとこのように思われてなりません。  子供がすさんでおるのはすべて大人の問題だと私は思います。子供にとって大人との出会いはめちゃめちゃ大事や、このようにも思っています。でも、今は大人も少し暗いところがあります。子供に本当のことが言えない、また見て見ぬ振りをするなど、特にしかることができない。これではよい子は育たないと私は思います。  そこで、私は子供が安全に育っていく子育てに必要な大人の教育が必要かと、このように思いますが、町長はどのように考えておられるのかをお尋ねしておきます。  次に、子供たちの不可能を引き出すのは大人だと、私はこのように思っております。子供の目標足り得る大人になりたいものだとも思っております。子供にしっかり夢が語れる大人にならんといかんなとこのようにも思っております。どんなふうに子供が育ってほしいのか、社会がどうなってほしいのか、熱い思いを抱いてほしいものだと私は思います。  私の子供の時代は御飯1つ残すなと言って育ちました。米粒がどれだけ大切だったか、また、農家がどれだけありがたいものだったか、それを大人が未来へと伝えていく必要があろうかと思います。  問題がある子を見放していい子供なんてこの世に一人もいないと私は思っております。手を抜いて楽になる道は幾らでもありますけれども、でも、大人はあきらめたらいけません。そして、子供に関係のない大人なんて一人もいないと思います。  生きる力って何やと言ったら、こう考えたときに、やっぱり勇気だなと思います。私がきょうここに立たせていただいておるのも勇気でございます。人のせいにしない勇気、農業はそれを引き出す力があります。農業は1秒足りともとまっておりません。日照や豪雨でいつどうなるかわかりませんが、それでも人のせいにできません。人生もそうです。その勇気を実の体験の中からどう子供に気づかせてやるのかが大切だと、私は思っております。  そこで、お尋ねするのは、子供に対する農業の体験の場が町に現在はないように思いますが、農業体験の場をつくるお考えはあるか、先に教育長にお尋ねしておきます。後でまた町長にそれを答えていただきます。  今ご拝聴いただきました内容の一部は、京都府立伏見高等学校ラグビー部の総監督山口良治さんの最近のエッセイから少し引用させていただきました。ありがとうございました。  次に、上郡町を担う今後の子育てについて、町長はどのように思っておられるのか、お尋ねしておきます。  これは通告にちょっとないんですけれども、議長にもお願いしております。また、ある課長にもお願いしております。  市街化調整区域について、説明をしてくださいということをお願いしたいんです。  市街化調整区域、これぐらいのこと私も知っておりますけれども、ぜひこれは私ら農業、農地を守る上でこの場で行政の方から説明をしておいていただきたい。農業団体はいろいろと農地を守ること、また、遊休農地をなくせとか、担い手農家が不足しておるとか、後継者をどうしろとかいうことがありますので、ぜひこの説明を簡単にしてください。再質問はいたしません。  次に、防災について。  昭和36年11月に災害対策基本法が制定されました。町村の役割はといきます。  1、地域住民の生命、身体、財産を災害から守る。  2、防災計画を作成し、実施する責務がある。  上記のことをかんがみて、以下の質問をさせていただきます。  震災時のことですけれども、備蓄について質問いたします。  地域の実情に合わせて、毛布、肌着、敷物、飲料水、仮設トイレ、乾パン、副食品、トイレットペーパー、生理用品などの備蓄が各地で進められておると聞いておりますが、上郡町の備蓄の状況をお教えいただきたいと思います。  私も要らんことになりますが、当該委員でありますが、このぐらいのことは知っておかないといけないんですけれども、ちょっとした意見の食い違いで、私もここに立って質問させていただくことになりました。余分な質問はいたしません。そういったことで、当該委員ですけれども、防災についてさせていただいております。  次に、災害時の情報伝達手段、災害時には情報が伝達しにくい状況になりますが、それに対する有効な手段はあるのか、ないのか。あったらある、ないならない、と言ってもらったら結構です。無線などの整備は、このさきの先生の質問の中にもありました。これもよく聞いております。それで結構です。  次、広報啓発、これも地震の関係でございますが、家具の転倒の防止など、家庭内の備蓄の奨励など、パンフレット、防災講習会などについて、町民への防災知識の提唱は進められているのか。  次に、災害時の応急対策の実施に必要な各種協定を、たとえば、トラック協会など、例えば建設業界などと締結して、また、各自治体相互の広域応援協定の締結に取り組むべきと思うが、上郡町はそのような協定をなされているのか、お聞きしておきます。  次に、阪神淡路大震災でトイレが大変困ったとお聞きしておりますが、これに対しましての対策は万全か。特に女性の問題だと思っております。そうお聞きしております。  防災については、以上、お聞きしておきます。  次に、合併は今後どのように進めていくのか。  合併のメリットや意義は何か。私は私なりにしゃべらせていただきます。思いをしゃべらせていただきます。  今後合併が進んでいく上において、赤穂と上郡町の合併の話が進んでおりますが、話の中身はすべて赤穂の言いなりになっているように私は思われてなりません。それでは、上郡町にとって大きなマイナスでありまして、町民にとっても理解に苦しむところであろうかと思います。おいしい合併は合併ができなかったことは非常に残念だし、また、議会も解散されて、見直し選挙もなされて、私たち議員は合併がスムーズに進むものとこのように思っておりましたが、なかなか思うように進んでいないのが現状であります。  安則町長が相生とは合併をしないと発言されたのも、新しい私の記憶に残っております。今、赤穂の言いなりになる合併を進めて何の得があるのか。合併は避けて通れないことぐらいは私も頭に入れております。けれども、今、目先のことを考えただけでも、恐らく町長の席もなくなるでしょう。また、議員数も大きく削減されるでしょう。発言権も低下するでしょう。町民にいたしましても、分庁方式とは申すものの、本庁が赤穂ということですから、当然重要なことは赤穂へ赤穂へといくようになるでしょう。目先のことを考えただけでも、上郡町にとって大きなマイナスとなります。  上郡町に過疎が近づいているような気もいたします。おいしい合併はもう通り抜けました。今さら慌てて合併をする必要がないと、このような考え方もあろうかと思います。全国市町村で一番人口が少ないのは、東京都青ヶ島村の198人だそうでございます。一番多いのが横浜市の356万人だそうです。同じ自治体でもそれだけの開きがあるんです。上郡町は一郡一町、幸いにして一郡一町1万8,000人の人口です。別に急いで赤穂の言いなりになって合併をする必要はない。そういった考え方もあろうかと思います。  もし、町長の任期中に合併をするというのなら、その合併の目標期日をお尋ねしておきたいと思います。  次に、合併をしたらといって不安の解消になるのか。  これは私の思いですけれども、今、合併をめぐって行政サービスの低下が懸念している住民が多いと思われます。住民の不安をどのように解消していくのか、お尋ねをしておきます。  以上、再質問は指定の席でやります。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) それでは、田渕議員のご質問にお答えいたします。  大きく3つありましたので、順番に1番から。それでまず、田渕議員も大規模農家といいますか、農業を一生懸命やられていて、私も十分承知しております。  したがいまして、その農から見てこの現実をどういうふうにとらえるかということでございます。まず、これは農だけじゃなくて、子供がいろんなことが恵まれない状況を送るためには、大人がもっとしっかりしないといけないというお話でございます。私もそれは全く同感でございます。  よく児童委員の方とかいろんな方とお話をしますと、子供が問題があると、まず言われるのはその家庭はどうなんだと。子供が問題というよりその家庭がどういう問題を抱えているかということが、一番大事なことですというふうに言われます。したがいまして、子供がいろいろ登校拒否に陥ったり、いろんな問題を起こしますが、それはやっぱりまず家庭がちゃんとしてないとそういう問題が起こるということは、私も十分理解をしております。
     したがいまして、その家庭で十分会話があったり、そういうことがないと、これからの将来を担う子供が育っていかないと。ということは、子供よりもまずそういうしっかりした大人を育てるということが大事なことになってこうようと思います。昨日もお話が出てきたかと思いますけれども、次世代を育成する。次の世代を育成するということについてのいろんな項目がありまして、それは子供の教育環境を整えると同時に、親がどういうふうにしっかりしないといけないかということも次世代を育てる大事なことだということで、それはもう日本の国全体がそういうことを考えないといけないと。ところが、昔は1つの家のおじいちゃんがいた、おばあちゃんがいた、親がいたと。ところが、そういう会話が核家族で途絶えているのが大きな原因だと思います。そこらをそしたら、そういう時代になったのをどういうふうに補完していくかということで、例えば、上郡町には子育て学習センターがありますけれども、そういうところがどういうふうに補完して、足らない部分を補っていくかということだと思います。  そういう施策については、当然、教育委員会、また健康福祉課とも相談しながら、前に進めていきたいと思いますが、今言うように、大人の教育が大切だと。だから、支援するための施策をいろいろ考えていかないといけないということが大事だということは、今、田渕議員が言われたのと、私も全く同感でありまして、そのためにどういうことを進めていくかということについて、これからもいろんなことを対応していきたいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) ありがとうございました。これについてはもういいです。次をお願いします。 ○議長(高尾勝人君) 教育長。 ○教育長(尾上高徳君) 私も田渕議員ご存じのように、農家の出身でございます。一緒におじいさん、おばあさん、あるいはお父さん、お母さん、子供たち一緒に農作業をするということによって、いろんな規範意識を覚えたり、田渕議員がおっしゃるような勇気を覚えたり、いろんなことを体得していくわけで、子育ての上に大切な体験だろうとも思います。  今、家庭教育、家庭での教育が大切であるということはいろんな機会によく言われております。中央教育審議会、これの答申があるんですけれども、これは平成10年に出された答申ですけれども、その中にも家庭教育の大切さというのは出ております。ただ、残念なことに、そういった家庭での一緒にやるということ、農家は農家の仕事を分担してやる、漁業の方は一緒にやる、あるいは大工の方は一緒にやるというようなことは、現在なかなか難しいようで、ここの答申の中にも出ておりません。  ただ、そういった体験が重要であり、またこの上郡町においてはやっぱり大なり小なり家で農業をやっておられたり、あるいは、畑をつくっておられたりする家庭が随分たくさんあると思います。そういうところで、やっぱり子供たちが一緒に作業をしていくということの重要性というのはあると思います。そういうことをやっぱり家庭教育保護者会での懇談の中でも強調していく必要があるのではないかと思います。  それからまた、ご質問の農業体験の場があるかということでございますけれども、現在、米づくりについては梨ヶ原小学校と高田小学校が農家の協力を得ながら、そういう米づくりの体験をしております。そのほかの小学校につきましては、花をつくったり、あるいは簡単な野菜をつくったり、教材になるような植物をつくったりする場は大なり小なりございます。広いところもあるし、狭いところもございますけれども、大なり小なりでございます。それが農業体験になるかどうかということについては、少し疑問があると思うんですけれども、以前に比べてそういう場、すなわち学校の田んぼとか畑がなくなっている現状はあります。  以上です。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 教育長、ありがとうございました。教育長には意見を十分聞きました。この子供に対する農業の体験の場をどうするかということにつきまして、ぜひ我々農業の団体いろいろ言われております農業後継者、そしてまた、先ほど言いました遊休農地をどうするか、10年後の農業をどうするかとかいろんな問題がありますが、そういったことをこれから解消していく上においても、小さい子供から農業の体験をさせて、そして、上郡町田園文化都市としての発展を願うというのが、私は道筋であろうと思いますので、ぜひこの体験の場を今、教育長はそういうあれがないと、難しいですねと言われましたけれども、町長お願いできませんか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) やっぱり私が思いますのは、子供でもそうですけれども、学習するというのは学校の講義で覚える。それから、体験を通して体で覚える。覚え方はいろいろあると思うんです。そういう意味で、例えば、日本の国が食料の自給率といいますか、そういう面でも外国に頼っている。そういう意味で、農業の大切さというのを、例えば、学校で国語で聞いたとか、社会で聞いてわかった。それはわかったことになってないのです。そういう意味でいうと、体験を通してなるほどなというのを覚えるというのは、大事なことだと思います。  得に、上郡町は、例えば大都会のビルなり工業地帯がいっぱいあるんじゃなくて、先ほど言われたように、田園文化都市といいますか、見回しても田んぼがあり、畑がありというところです。そこでどういう産物ができて、それがどこへ出荷されてというふうなことをやっぱり体で覚えることが必要であろうと思います。  そういう機会をどういうふうに設けるかというのは、また教育委員会ともいろいろ相談してしないといけないことだと思いますけれども、私の個人的なあれで私の子供も実は山村留学で北海道へ行っておりました。そこの家庭はジャガイモばかりつくってまして、1年ジャガイモつくるのを手伝わされました。ということは、そこで、今まで知らないことを体で覚えたわけです。そういう意味で、大人になっても北海道のある地域ではこういうふうなことをしているというのは、体で知っているわけで、そういう意味では、体験学習といいますか、高田小学校であったり、梨ヶ原小学校でいろいろ農業体験に取り組んでおるということについてのそういう運動をそこだけにとどまらず、学校の方でもいろいろもう少し模索をしてみるということが必要であろうと、私も思っております。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) それでは、町長がご理解してやろうということでございますから、こういったことを先に進めていくということで理解していいんですか。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) そういうことで、教育委員会とも相談して、前へ進めていくようにいろんなことを考えていきたいと思います。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 次。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) そういうことで、今後の子育てというのは、そういうことも含めて対応するということで、次のあれに移らせていただいてよろしいですか。 ○議長(高尾勝人君) 休憩します。                     (15時34分)               休           憩 ○議長(高尾勝人君) 再開いたします。 (15時35分)  都市整備課長。 ○都市整備課長(金持弘文君) 上郡町土地計画区域の指定は昭和46年に決定していたものでございまして、区域区分といたしましては市街地が無秩序に広がるのを防ぐため、計画的に市街地をつくっていく区域と市街化しない区域、いわゆる市街化区域と市街化調整区域との線引きを行ってございます。  市街化区域というのは、既にある市街地やおおむね10年以内に計画的に市街地にしていくことが適当な区域を市街化区域といいます。市街化調整区域とは、市街地とならないようにすることが適当な地域、保全する地域を市街化調整区域といいます。  終わります。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) ありがとうございました。このことは私も通告に漏れておりましたので、申しわけないと思ったんですけれども、ぜひこの場で説明をして、私も知っておりますよ。知っておりますけれども、農地を守る上で、農地を保護する上でぜひ必要な言葉であろうと思いまして、思い切ってここで発言させていただきました。知らず知らずのうちに大きな農地が沈没してしまうとか、なくなってしまうとか、そういったことを避けるためにも、ぜひこの言葉が欲しかったんです。ありがとうございました。  それでは町長、よろしく。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 災害基本法が制定されて市町村の役割について、地域住民の生命、身体、財産を災害から守るには、2番目、防災計画を作成して実施する責務があるじゃないかと。それから、備蓄の状況、それから情報伝達のこと、近隣とどういうふうな契約がなされているかと。細かいことは担当の者から説明させますけれども、上郡町の住民の生命、身体、財産を災害から守るということで、市町村の責務として災害対策基本法が制定されて、その第5条の1項に「地域住民の生命、身体及び財産を災害から保護するため、関係機関及び他の地方自治体の協力を得て、当該市町村の地域にかかわる防災に関する計画を作成し、及び法令に基づきこれを実施する責務を有する」ということになっております。  それで同上の第2項に「その責務を遂行するために、消防機関、消防団等の組織の整備並びに当該市町村の区域内の公共団体の災害に対する組織及び住民の隣保共同の精神に基づく自発的な防災組織の充実を図り、市町村の有するすべての機能を十分に発揮するように努めなければならない」と、そういうふうに規定されております。  それに沿って、上郡町の現状がどうなのかと、それから、備蓄状況のお話もありましたけれども、それについて細かいことになりますから、担当から説明させます。 ○議長(高尾勝人君) 住民課長。 ○住民課長(松本 優君) ただいま町長が災害対策基本法第5条第1項並びに第2項をご説明申し上げましたけれども、このことを踏まえまして、上郡町として今までやってきておるという基礎的なものにつきましては、消防機関といたしまして、赤穂市の消防署上郡分署並びに新都市分署の充実と設備の高規格化に努めてございます。また、上郡町消防団の組織並びに自動車ポンプ等の機動力の強化も図っているところでございます。また、以前より自主防災組織の育成、それに伴って自主防災会に対しまして、自主防災資機材等の整備をしてまいってございます。また、西播磨、岡山県境の市町村との間に災害対策応援協定等も締結してございます。  しかしながら、昨年の台風襲来時におきまして、情報伝達の機能が発揮されなかったことを受けまして、本年その災害の教訓のもとに、情報伝達訓練や総合防災訓練を実施していただき、また、防災対策会議等において訓練の検証をしていただきました。今後その課題を解消するために、関係機関並びに各種団体等と協議検討をしながら、防災対策に努めてまいりたいと考えております。  また、2点目の防災計画を作成し、実施する責務につきましてのことにつきましては、災害対策基本法第42条で防災会議において、地域防災計画を作成し、必要があるときは見直しをしなければならないとございます。本町では、平成17年、本年3月に防災計画の見直しを行ったところでございます。上郡町地域防災計画は風水害対策計画編、地震災害対策計画編、大規模災害対策計画編に分けて定めてございます。昨年の台風災害の教訓を生かすために、風水害対策計画編に基づきまして、本年水防計画の見直し、また、風水害情報伝達、水防活動行動マニュアルを策定させていただきました。  今後におきましても、地域の状況に合った見直しが必要であると思っております。また、地域で自主防災会の充実強化を図っていただくとともに、自治会と協議検討しながら、風水害や地震発生時の一時避難所、基幹避難所の見直し、また風水害の地域性を盛り込んだ防災訓練や地震発生を想定しました防災訓練と情報伝達訓練を一体とした、総合防災訓練の実施も検討してまいりたいと考えております。  そのほかに、議員から5点ほど先ほど質問が出されておるものにつきましては、回答させていただきます。  それでは1点目の備蓄防災資機材とかいったものでございますけれども、上郡町におきまして災害備蓄物資につきましては、非常食のアルファ米、おかゆをはじめ、粉ミルク、毛布、タオル、トイレットペーパー、紙おむつ、仮設トイレなど15品目を上郡小学校と山野里小学校、高田小学校の3校に保管していただいております。また、備蓄防災資機材といたしまして、発電機、投光器、簡易トイレ、毛布、ポリタンク、水防シート、土のう袋、スコップ、ジョウレンなど30品目を水防倉庫に保管してございます。  2点目の情報伝達の手段でございます。消防団の情報発信につきましては、消防団長の命令指示を受けまして、分団長の自宅電話、あるいは携帯電話、また正副団長並びに各地区の機動分団の消防無線によるものでございました。また、自治会への情報発信につきましても、昨年の台風21号襲来時の情報伝達が十分でなかったことから、その後の対応といたしまして、地区公民館を現地指揮本部として体制をとりましたが、電話機が1台のため本年の情報伝達訓練で課題として取り上げられたところでございます。  こういったことから、昨年度、県の補助事業により消防無線を全19分団に各2台ずつ配備してございます。また、現在、由田議員にも答弁させていただきましたけれども、各地区公民館の電話機の増設、情報発信の手段といたしまして携帯電話メールによる災害情報の一斉発信が可能なシステムの兵庫防災ネットへの加入等について検討をしているところでございます。  また、災害発生時の情報伝達、並びに避難誘導に必要となるサイレン付ハンドマイク等につきましても、県補助事業の申請を行っているところでございます。  続きまして、3点目の住民に対する防災啓発と。住民に対します防災対策の啓発につきましては、梅雨や台風シーズン、9月の防災月間といった時期を前に、風水害、地震等の災害に備えましょうといったことで、自主防災会の組織体制づくり、自治会館等の一時避難所の設定、避難所への非常品、持ち出し備品のチェックリスト、家屋等の点検、室内の整理や家具等の安全対策、水防活動に係る土のうづくり用の土砂等の備蓄、ため池の管理・点検などにつきまして、毎年広報かみごおりに掲載しているところでございます。  続きまして、4点目の災害時の応急対策。このことにつきましては、台風等の場合道路や河川の被害、また土砂崩れ等につきまして、このことにつきましては、地域の建設業者に対しまして、その都度事業課より緊急依頼し、応急措置をとっておるところでございます。また、大災害が発生した場合におきましては、兵庫、岡山両県境、隣接市町村間におきまして、災害応急対策活動の相互応援に関する協定の締結をはじめ、西播磨各市町間の災害時等相互応援協定、兵庫県水道災害相互応援協定を締結するとともに、上郡町内の郵便局と相互協力に関する協定の締結、また、緊急時における生活物資確保に関する協定覚書をコープこうべと締結してございます。  消防関係につきましても相生市、赤穂市、上郡町間の消防相互応援協定をはじめ、西播磨地区や兵庫、岡山両県境市町村間の消防相互応援協定を締結してございます。それぞれ協定内容に基づき、応急対策をとっていただくこととなっております。  5点目のトイレ、特に女性用という質問でございますけれども、1点目で申し上げました簡易トイレにつきましては、災害備蓄と備蓄防災資機材の水防倉庫に保管しておりますのが8台ございます。うち3台は車いす対応となってございまして、特に男性、女性用とは分けてございませんけれども、備蓄の方でさせていただいております。  以上5点、終わらせていただきます。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 別に再質問はないように思います。よく頑張っておられるなと思います。災害時の情報伝達手段、これにつきましては、上郡周辺だけ緊急時に情報が発信されてすぐわかると、私ら過疎にいる者はなかなかそういう緊急時のあれが届かないというような実情があります。  そういうことを1日も早く県の補助金をいただきまして、応援していただいて、1日も早く解消していただくように、お願いをしておきたいと思います。  それで、町長にお願いしておくんですけれども、防災というんですか、私ところの方に行くところに随道、線路の下をくぐるところがあるんですね。町長も知っておられると思いますけれども、これがこの話に関係ないんですけれども、防災の中で、消防にいつも世話になっております。ということは、台風21号もそうですし、23号もそうです。選挙のときですね、水が出ました。すぐにあそこがあふれていっぱいになってしまって、通れないようになる。そういったときに、一番に消防が来て、消防車でこの排水をしてもらわないと、あそこが復旧できないんですね。通れないということで、再三いろんな方にお願いもしているんですけれども、特に消防にえらい目に遭わせているということで、できれば、そういうことをしなくても水が減ったら抜けるとか、排水の設備、設備はあるんですけれども、わらが入ったりいろいろして吸わないんですよ。ポンプが2台も3台もあるんだけれども。ぜひそれを考えてあげてほしい、このようにお願いしておきます。僕も何遍もしかられるんです。町長にも一遍言ったことがありますけれども、この議会の中でお願いしておきます。ぜひよろしくお願いします。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 私も台風21号のときにここに詰めておりました。そしたら、あそこが水が流れないと。わらが詰まったり何が詰まったりして流れないということで、それはよく。だから、消防団もよくわかっておるんですね。何かあったときにあそこはそうなると。だから、それはそういう状況のときに特にそこは重点地域で、消防団もよくわかっているんです。どことどことどこがよく気をつけないといけないところで、それを今後どういうふうにしていくかということについては、また事業課ともいろいろ相談しますけれども、じゃあ一朝一夕にきょうのあしたというわけにはいきませんけれども、今、田渕議員が言われたことは念頭に置いて、今後いろいろ考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) そしたら、合併についてお答えします。  それぞれ皆さんいろんな立場がありますから、田渕議員さんの考え方もいろいろ、事象にとってこれをどうとるというふうなことがございましょうけれども、今質問の中で、赤穂の言いなりになっておるというふうなお話もありましたけれども、例えば、具体的に何をもって言いなりになっているかというふうなこともお聞かせ願えたらなと思います。私としては、これから協議が始まる、その中身でいろいろご判断をいただきたいというふうに思っております。  それで、その合併を今後どう進めていくのかということについては、これまでも何名かの議員さんからご質問がありましたけれども、重なるかもわかりませんけれども、住民の関心の高い項目を優先して協議を進めるということにしております。それは、協議項目ごとに、今、職員で構成する分科会、専門部会の作業部会で合併した場合、公共料金なり、住民サービスがどのようになるかということで、当然、新市のマスタープランの基本計画策定にも取りかかろうとしております。これを年明けから順次、協議会のテーブルに乗せて、協議をしていくということになります。協議結果を住民に情報提供していく中で、合併について議会、また住民も一緒に考えていきたいというふうに思っております。  したがいまして、これからどういうふうに進めるかというのは、そういう進め方でその合併が町民にとっていいのか、赤穂市民にとっていいのかというふうな判断を仰ぐようにしないといけないなというふうに思います。  先ほど、田渕議員さんの意見としては、そう慌てなくてもいいと、ゆっくりしてもいいんじゃないかと、合併しない町もあるし、それはそれでいいのではないかと、何も急ぐ必要はないのと違うかというふうな、そういうご意見だったかと思いますが、最終的にはだから、それぞれ町民、市民にとってそれがいいなというふうになるんであれば、そう支持得られるでしょうし。いや、そんなことをして町民にとって意味がないわということであれば、町民がそれをよしとしないということだろうと思います。今、田渕議員が言われたように、じゃあここは寂れるんやという、周辺地域がね。周辺地域が寂れるんやという、そういうお話がありましたけれども、だから、それが寂れるようになるのか、ならないかということも当然、新市のプランの中でどういうふうになるか、各地域の行政のやり方がどういうふうになるのかということも含めて、協議をしていきますので、前提としてそうしたら不便になってえらいことになるということじゃなくて、そういうふうになるんだったら、当然町民なり市民の支持は受けられないと思いますので、その中身を判断していただいて、よしあしを町民なり市民に判断をしていただくということになろうかと思っております。  今、重要項目の中で決まっておりますのは、合併の方式に関すること、それから、新市の名称に関すること、事務所の位置に関すること、それが決まっております。  したがいまして、議員定数でありましたり、合併期日に関することということについては、これから協議をいたします。中身が煮詰まってきたら、それについてそれぞれの町民、市民に問うということになろうかと思います。  したがいまして、合併期日をいつにして決めるということじゃなくて、昨日も申し上げましたけれども、17年3月という期限があって、もう何が何でも十分詰まらなくてもやってしまえという話じゃなくて、そういう意味では詰まりぐあいでもって、おのずとそれは決まってくるもので、私の任期中に決まる、決まらんということについては、これからの中で決まっていきますので、私がこうするというふうには言えない状況であります。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 私はこのように思っているんですけれども、町長その任期中にどうのこうの、最後に述べておりますけれども、これまで各議員、先生方が質問されて、町長のお答えを聞いておるのに、余りはっきりした答えが出ておらん。このように私なりに受けとめました。  それで、できれば、町長の任期中11月までにできるのか、できないのかという回答が欲しかったわけですけれども、それも出ないと。それが今の答えであろうと思います。私の思いは、だれかさきの先生方も言われたように、合併の期日につきましては、やっぱり目標を定めて、そして、スケジュールを追っていって、答えがおのずから出てくるもんだと私は思っているんですよ。ずっと追っていって、そこへ目的をこしらえておいて、おのずからその答えが出てくるもんだと思っておるんですよ。ずっとやってみて、いつできるかわからないじゃなく、町長、私はそのように思っているんですけれども、私の思っているのが間違っているのかどうかわかりませんけれども、幾らかの筋的な話もありましょうが、私はそういったスケジュールをこしらて追っていって、そして、期日を決めて、その目標に向かって、この合併を進めていくというような考え方を私は持っておるんですよ、町長、どうですか、私の考え方。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 私もだらだらするつもりはございません。無理に延ばしてする必要はなく、なるべく早く詰めて、というのは優遇措置についてもやっぱり遅くなれば遅くなるほど、地方交付税についても不利になるんですよ。2年単位で、22年4月になったら何のこっちゃという話になりますので、それについては早く協議を進めていくということには、私の思いは変わっておりません。ただ、何月何日にするというのを決めるのが今一番大事なことなのか、もう少しどういうふうになるのを詰めて、それはおのずと決まってくることで、合併をするというのと、合併の期日を決めるということはまた別の次元ですからね。だから、ここら辺を目標にしましょうというのは、2年も3年も先に決めるという必要はなくて、それは重要項目として、昨日も助役の方も言いましたけれども、来年の秋ぐらいには大体そういうことが、ということは、その期日も含めてですよ、そのことを含めて皆さんに問うというふうな時期が来るであろうというふうに思っております。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 私はその合併が言いなりになっておる、そういったことについて町長の任期中にやれるんか、やれんのか、それをきっちりと示せと、このように尋ねたんですけれども、はっきりしないと。来年のどうのこうのというような話ですけれども、そういうことで、協議会が進んでおるということに私は疑問を持っております。  ということは、さきの先生方も質問されておりましたけれども、赤穂が合併するのに、住民投票をするか、しないかという住民投票をするんだと。赤穂がするんだと。そう言われておるというのにもかかわらず、協議会を進めて、こっちから行って合併させてくれ、合併させてくれ、どうさせてくれと、再三行って、お願いにいって、合併を進めようと思っても、それは私は無理やと思います。合併の住民投票して決めるというようなところへ、何度お願いに行ったって。また、町長言われましたね。さきの先生方に答えられましたけれども、上郡町も住民投票をするというような、町長の発言もありました。なぜ今さら、今ごろになって、上郡町が住民投票を今からやろうと思っているんですか。それをちょっと聞かせてください。私は理解できない。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 合併の状況が進みまして、それだったらだめだという人が多数出てくるかもしれませんね。それは私が合併を進めようと思って進めますけれども、その調整の段階でそういうのは上郡町にとって十分じゃないんじゃないかと、今、田渕議員が言われるように、焦らんとじっくりするという手もあるだろうと、そういう人が多数を占めた場合には、それでも住民の意見を聞かずにというわけにはいかないと思います。  だから、そこはやっぱり決着をはっきりさせるということは必要であろうと。赤穂が住民投票をするかどうかというのは、向こうの自治体のことですから、私がするなとか、せいとか、向こうも最終的には市民の支持を得られるような状況で、最終的にははっきりするというのは、赤穂の市民に関する重要事項については、そういうことをするという条例がつくられております。だから、それが重要事項かどうかというのは、赤穂市長が判断することでありましょうけれども、合併をするか、せんかと、それについては私としては重要事項の1つであるから、そういうふうにされるんであろうなと。そういうふうな2月の議会でそういうふうな発言をされているということを承知しているということをお話をさせていただいたわけでございます。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 先ほど来のお答え、ありがとうございます。いろいろと聞いておりますのに、いざのときには住民投票をやるということですね、町長。住民投票を上郡町もするということですね。そう理解したらいいですね。 ○議長(高尾勝人君) 町長。 ○町長(安則眞一君) 昨日から述べておりますように、状況が、全貌が見えて、それで議会とも十分相談をして、そういうことが必要であろうということで、状況になれば、そういうふうにするというつもりでございますというお話をさせていただきました。 ○議長(高尾勝人君) 13番。 ○13番(田渕重幸君) 私が質問しているんですけれども、町長からの質問が私に対してありましたので、私もお答えをしておきますけれども、赤穂の言いなり、何で言いなりになっているんだというようなことを私に、どういったことで言いなりになっていると田渕議員は言っているのかと、このようなことであろうと思いますけれども、私が言いなりというのは、私は一町民になって考えてみたときに、赤穂の名称も、赤穂市、そりゃ私も当然、赤穂の市は赤穂市思っております。しかし、合併する上において、庁舎ぐらいはこっちへ持ってこいぐらいの気迫が私は欲しかったなと、私はそのように答えました。庁舎ぐらいこっちへ持ってきてもらえと言った、はっきり言いました。合併は賛成して早くやってくれと言っておりますけれども、そういったことも私は言っております。  そういったことで、庁舎ぐらい、上郡町に置いてもらったらどうだ。そして、お互いに新設、対等に近い合併じゃないかと。そしたら、やっぱりお互いに歩み寄って話をするのが当然のことじゃないかと。話を聞いてみますと、町長らは赤穂へ、赤穂へと行って、再三にわたってお願いしたり、そういう話を持っていってしたり、そういったことですね。  別に大した話じゃないですけれども、そういったことに対しまして、私は言いなりになっておると。またきのうの話の中で、役員の小委員会の選出につきましても、私も合併委員会におって余り合併の話はしたくないですけれども、私らをないがしろにしてもうて、はっきり言ったら。小委員会決めておった。合併調査特別委員会へ入ったら、既に証書をもらっておった。そんなばかな話は私はないと思いますよ。もっとまじめに合併協議会があるんですから、合併協議会もよう相談してもらって、前、町長がそりゃもうあれしておりましたけれども、そういったことも今後気をつけてもらって、議会と一緒にやったらいいと、それも聞きました。しかし、私は私なりに考えて、そういったことがありますよと。ですから、きょう、言いなりになっておるなと、そういう合併をしてもらっては困りますよということを言わせてもらったんですよ。  そういうことのないように、今後ちゃんと合併委員会も調査特別委員会もやっぱり相談してもらって、よくわかるようにしてもらったら私は何も言いません。そういうふうによろしくお願いします。  以上、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(高尾勝人君) 通告8番、議席13番、田渕重幸議員の一般質問は終わりました。以上で、通告に基づく一般質問は終わりました。これをもって一般質問を終結いたします。  本日はこれをもって休会といたします。なお、再開は12月12日午前10時であります。本日はご苦労さまでした。               休           会                                (16時07分)...